フランス18世紀の農民達に語り継がれた民話についの章「農民は民話をとおして告げ口する」で始まり次章「労働者の反乱」、「作家の身上書類を整理する一警部」、「「読者がルソーに応える」の四章から書かれているが、表題である”猫の大虐殺”は、「労働者の反乱」の章に書かれた話である。
いずれの話もなかなか面白く読んだのだが、やはり猫大虐殺の話を興味深く読んでしまった。
印刷工場徒弟の始めた悪戯から始まった猫狩り事件は、猫=権力者(貴族や有産階級など)と繋げて考えてしまった。
著者のロバート・ダーントンは、革命とは関係ないと書いていましたが、私にはこの事件が革命への兆しと捉えることもできると思えてしまった。
「作家の身上書類を整理する一警部」の章なども秘密警察捜査とも思えるから興味深く読んだ。