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猫と針
 
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猫と針 [単行本]

恩田 陸
5つ星のうち 2.3  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

人はその場にいない人の話をする――。友人の葬式の帰り、久々に学生時代の仲間が集まった。一見なごやかな宴だが、やがて漂う不穏な空気。この集まりの本当の意図とは? 閉鎖空間で展開する心理サスペンス会話劇。戯曲執筆の舞台裏を赤裸々に綴る書き下ろしエッセイ「『猫と針』日記」も収録。遂にベールを脱ぐ、恩田陸〈初戯曲〉。

内容(「BOOK」データベースより)

友人の葬式の帰り、久々に学生時代の仲間が集まった。噂によれば、仲間たちはみな、何らかの個人的事情を抱えているらしい。一見なごやかな宴だが、それぞれが諸事情で少しずつ席を外す間、残った人間は様々に憶測を巡らし、不在の人物について語り合う。やがて漂う不穏な空気―。噂はどこまで本当なのか?そして、この集まりの本当の意図とは?恩田陸“初戯曲”ついに書籍化。閉鎖空間で展開する、心理サスペンス会話劇。創作の舞台裏を綴った長文エッセイ、「『猫と針』日記」も書き下ろしで収録。

登録情報

  • 単行本: 123ページ
  • 出版社: 新潮社 (2008/02)
  • ISBN-10: 4103971096
  • ISBN-13: 978-4103971092
  • 発売日: 2008/02
  • 商品の寸法: 17.8 x 12.8 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 2.3  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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19 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By sorin
形式:単行本
恩田陸初戯曲「猫と針」の台本書籍版。
演劇とはいえ、派手な仕掛けはなく、淡々と会話だけで進む。
著者お得意の心理サスペンスの会話劇。

劇を行ったキャラメルボックスで先行して書籍が発売されたが、
内容の違いはなく、表紙があちらは役者の方という違いのみ。

普段台本をベースにした書籍をあまり読まないためか、話す人物の上に名前が書かれているという表記や、モノローグや説明文がないというのも違和感を覚えたが、
実際に劇場で見ていたことを思い浮かべて楽しく読めた。

…一方で劇を見ていない方にはどう映るのだろうと感じた。
DVDも発売されているが、7500円と中々高額で、演劇物はなかなかレンタルにならないからなあ。。。

読みながら、非常に「チョコレートコスモス」の中の劇中劇を思い浮かべる。続く「中庭の出来事」から連綿と連なる、演劇や戯曲への思いを感じられる一冊。
書き下ろしの、前日談から後日談を追った著者独白の「『猫と針』日記」も魅力的。

また、舞台が葬式帰りということで、「朝日のようにさわやかに」に収録されている短編「楽園をおわれて」を思い浮かべた。
こちらの話の方がよりミステリに近く、不穏な雰囲気を感じる。
すでに亡くなった人の話をする、そこに居ない話をするという点、さらに得意のオープンエンドという共通点も多いことから、未読の方はゼヒ御一読を!

「懺悔ってすっきりするもんだな。今、すごくすっきりした。秘密を墓場まで持っていける人間って、本当に偉大だわ。俺にはできない。推理小説でも、二時間ドラマでも、死に際とか、日本海の崖っぷちで告白しちまうわけがよく分かった。」本文76ページより
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
おそらく戯曲を読んだのは初めてだと思う。限られた空間の中にいる
5人の会話から、読み手はさまざまなことを推し量らなければならない。
どんなしぐさで、どんな口調で、どんな表情で?それは読み手によって
かなり違うものになるような気がする。小説を読むのとはまったく違う。
読むのにかなり神経を使った。読み手がこれだけ苦労するのだから、
書くほうはもっと大変だったと思う。その大変な苦労が、「『猫と針』
日記」に切々と書かれている。読んでいると胃が痛くなりそうだ。
でも、自分が頭の中で作りあげた世界とどれくらい違うものなのか、
実際の公演を見たかった。見られないのが残念!
このレビューは参考になりましたか?
8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
読み方を……間違えました……。
同じ失敗をする方が出ないよう、恥ずかしながら書いておきます。

これ、小説じゃなくて脚本です。
何を今さらという話ですが、知らなかったんです。
小説として読んでしまいました。脚本風の内容も、きっと仕掛けだろうと思いこんでいました。
「なるほど、『猫と針』という劇中劇をやっているという設定なんだな」
「きっと最後でみんな素に戻って……という展開だな」
なんて考えながら読んでいたら……読み終わってしまいました。大失敗です。

しかし、元から脚本と思って読んでも、評価は☆2のままだと思います。
裏表紙のあらすじの、
「15年前の事件の真相とは?」
「そしてこの宴の本当の目的は?」
とか、結局はうやむやだし、なんだかものすごく消化不良で気持ち悪いです。

恩田陸さんの作品は、初期の頃からこういったぼやかした結末を迎えることが
しばしばあり、ある程度は作風として許容できるのですが、今作のは
悪く言ってしまえば「丸投げ」に近い印象を受けてしまいました。非常に残念です。

ただ、演劇に携わる方から見れば、また別の評価になるのかもしれません。
演劇への理解が浅く、しかも小説として読んでしまった人間の評価だと受け止めてください。
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