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猫と車イス―思い出の仁木悦子
  

猫と車イス―思い出の仁木悦子 [単行本]

後藤 安彦
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

仁木悦子はやわらかな感性と鋭い観察力、そして強い意志の人であった。4歳で脊椎カリエス発病、ベッドと車イスの生活となる。昭和32年『猫は知っていた』で衝撃的デビュー。初の女流推理作家の誕生は、戦後日本の新しい時代の到来を告げる社会的事件だった。女流作家の会や戦争で兄を失った妹の会を主宰、障害者運動においても活躍した。好奇心にあふれ、限りない優しさで周囲を勇気づけたその豊潤な生涯を、最愛の夫が語る。

登録情報

  • 単行本: 329ページ
  • 出版社: 早川書房 (1992/11)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4152035412
  • ISBN-13: 978-4152035417
  • 発売日: 1992/11
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.4 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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5つ星のうち 5.0 赤裸々で愛情あふれる回想録, 2009/10/27
レビュー対象商品: 猫と車イス―思い出の仁木悦子 (単行本)
夫婦それぞれの独身時代の恋愛遍歴から晩年の性生活に至るまでを率直に振り返った回想録。著者も悦子も長年にわたって詳細な日記をつけており、本書はその日記を下敷きにしているため、非常に具体的で赤裸々な内容となっている。特に晩年の仁木悦子が尿道にカテーテルを挿入したまま退院し、著者に特殊な体位を指定して性交をせがむくだりなどは「こんなことまで書くのか」と言いたくなるほどだが、著者がいたずらにセンセーショナリズムを追求しているのではなく、それが美しい思い出の重要な部分であると信じているが故に敢えて公表したことはひしひしと伝わってくるので卑猥さは感じさせない。その他、翻訳家として著者の訳稿に助言を与えた野崎孝や、著者が訳したミステリを『ヒッチコックマガジン』にたびたび採用した中原弓彦(小林信彦)など意外な面々が登場して興味深い。障害者の性生活という今なおタブー視されがちな問題に光を当てる意味でも意義のある好著といえる。
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