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猫とともに去りぬ (光文社古典新訳文庫)
 
 

猫とともに去りぬ (光文社古典新訳文庫) [文庫]

ジャンニ ロダーリ , 関口 英子
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 560 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

光文社古典新訳文庫の特色のひとつは「本邦初訳」作品への挑戦。その第1弾がジャンニ・ロダーリのこの作品である。ロダーリは、既訳のある『ファンタジーの文法』『チポリーノの冒険』でも知られる、イタリアの詩人・児童文学者。「愉快な作風で、人の心を包みこみ、明晰であふれるようなユーモアの感覚を持つ」と評される。本書は代表的な短編集であり、20世紀イタリア文学の古典とされる。

内容(「BOOK」データベースより)

魚になってヴェネツィアを水没の危機から救う一家。ピアノを武器にするカウボーイ。ピサの斜塔を略奪しようとした宇宙人。捨てられた容器が家々を占拠するお話…。現代社会への痛烈なアイロニーを織り込んだ、ユーモアあふれる知的ファンタジー短編集。

登録情報

  • 文庫: 287ページ
  • 出版社: 光文社 (2006/9/7)
  • ISBN-10: 4334751075
  • ISBN-13: 978-4334751074
  • 発売日: 2006/9/7
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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17 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 軽焼きの、高尚なユーモアの味がする一口サイズのファンタジー集, 2006/12/18
レビュー対象商品: 猫とともに去りぬ (光文社古典新訳文庫) (文庫)
 どの話も突飛な展開をするのだが、登場するものはみな俗世間の考えで行動をする。そのギャップがどれも軽妙なユーモアを感じさせる短編集である。

 著者はイタリアの児童文学作家。国際アンデルセン賞も受賞しているそうであるが、作品は初めて読んだ。毎日の生活に疲れてしまったとき、ちょっと口直しに味わうと良いような、辛さも苦さもあるが、重たく残りはしない上質の口どけの作品である。

 たまたま手にとって、表題作「猫とともに去りぬ」の設定がユアグローの「鯉」(「ケータイ・ストーリーズ:収録)と同じ設定だな、どう違うのかな、と思って読んでみた。こちらはローマ廃墟の猫になってしまうおじいさんの話であるが、あちらは鯉。こんな風に考えることは結構ある、ということなのだろう。ここではなかなか楽しい展開になっている。

 他には白雪姫を題材にした作品もある。シンデレラはSF仕立てになっている。イタリアらしく、ヴェネツィアの水没や、ピサの斜塔を扱った作品がある。いろいろあって楽しい。最後に納められている作品が運命や友情の無情観をひんやりとした後口として残すのも、一冊のまとめ方としてなかなか洒落ている。

 ひとときの上質なくつろぎとしてはなかなかお買い得な一冊だと思う。

 
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11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 素晴らしい!, 2007/1/16
レビュー対象商品: 猫とともに去りぬ (光文社古典新訳文庫) (文庫)
古典新訳文庫に興味を持って、初めてロダーリの本を読んだ。

思わずくすっと笑ってしまうお話、うんうんとうなずいてしまうお話がどっさり。

なんとなくロアルド・ダールに似ているような作風だけれど一味違う。

彼の優しさやユーモアのセンスがひしひしと伝わってくる。

何度も何度も読み返したくなるような、いつも手元に置いておきたい様な

大切な1冊になった。
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10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 「その代表的な例が、ピサの斜塔だ」, 2006/12/9
レビュー対象商品: 猫とともに去りぬ (光文社古典新訳文庫) (文庫)
子供の頃、テレビで見ていた「まんが日本昔話」を思い出した。

理屈とか、必然性とかにとらわれない展開は、まさに「おとぎばなし」のものだ。

残念ながら、自分にイタリアについての知識が乏しいので、

固有名詞などを知っていたら、おそらくさらに楽しめたのだろう。

解説の文章が非常に良かった。

この「古典新訳文庫」シリーズの訳者は、どの方も

作品や作家に深い愛情を抱いておられるようで、この解説にも、それがよく表れている。

ロダーリの『ファンタジーの文法』は筑摩文庫で既刊とのこと。ぜひ読んでみたい。
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