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16 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
とろかし猫にやられた私,
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レビュー対象商品: 猫だましい (新潮文庫) (文庫)
猫好きはもう「とろかし猫」によって完全に猫のとりことなっているから、猫に関して冷静になってはいられない。
河合さんは無類の猫好きではないという。それゆえさまざまな猫の側面や猫のおかれた立場(!)猫にまつわる伝説や言い伝えを冷静に描いている。 私のような猫好きは猫に関して書けばどうしても感情的になってしまうだろう。 とろかし猫にあう前まで私も猫は怖いものだと思っていた。 昔話に出てくる怪猫や鍋島騒動の猫はあまりにも不気味である。 小さいころは猫は不気味だと思っていた私が今ではすっかり心がとろかされてしまったのも猫の魔力によるものと、この本を読むとそう感じる。 又大好きだった本「こねこのぴっち」「注文の多い料理店」「綿の国星」に触れているのもうれしい。「綿の国星」をあそこまで理解している河合さんはすごい。 河合さん今闘病中とのことだが、早くお元気になられることを心より願っている。
29 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
猫好きは必読!,
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レビュー対象商品: 猫だましい (単行本)
猫尽くしの本です。
特に猫が好きという訳でもないんですが、河合隼雄さんが好きなので読んでみたところ猫が大好きになってしまいました! 谷崎潤一郎の「猫と庄造と二人のおんな」や大島弓子さんの「綿の国星」など、大好きな作品に登場する猫についても詳しく解説されていて、とても新鮮でした。 物語に猫の存在は必然。 人生という物語を生きるにもまた必然。 読んだら必ず猫が飼いたくなるので、ペット禁止のマンションの方は読まない方がいいです。 猫好き垂涎の一冊!
21 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
猫が魂とは。。。,
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レビュー対象商品: 猫だましい (新潮文庫) (文庫)
猫と犬とはどうしてあれほどまでに対照的なのだろう。犬は従順で人に好かれて飼われている。しかし、猫のイメージといえば、何を考えているのかわからず、自己中心的で自由奔放な野良猫を思い浮かべる。。その一方で、猫はなんとも捉えがたいだけに、逆にその魅力にとりつかれてしまう。自分は男だからか、犬=男なら猫=女の子で正直猫を可愛いと感じてしまう。猫というものは、そのずる賢く、女性的で神秘的なイメージから国内外を問わずいろいろな物語や伝説に登場している。この本の中にも、猫を題材とした作品が数多く取り上げられていて、実際、それらの作品はとても魅力的で「空とび猫」など思わず買ってしまった作品もあった。「100万回生きた猫」など、この本を通じて知ったのだが、そのあらすじを聞いただけですごく感動した。 エジプトで神として崇められ、魔女のお供として仕え、また女性的な魅力を兼ね備えた猫という生き物は、多分に自分たちの心を魅了する。この本を通して猫に対する魅力がまた増加した。 実際には、猫はそんなことを全く意識しているはずもなく、河合先生が猫に騙されるという意味と、魂の顕現という意味をかけて「猫だましい」というタイトルにしたのも、洒落好きの河合先生らしいと思った。
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