猫好きはもう「とろかし猫」によって完全に猫のとりことなっているから、猫に関して冷静になってはいられない。
河合さんは無類の猫好きではないという。それゆえさまざまな猫の側面や猫のおかれた立場(!)猫にまつわる伝説や言い伝えを冷静に描いている。
私のような猫好きは猫に関して書けばどうしても感情的になってしまうだろう。
とろかし猫にあう前まで私も猫は怖いものだと思っていた。
昔話に出てくる怪猫や鍋島騒動の猫はあまりにも不気味である。
小さいころは猫は不気味だと思っていた私が今ではすっかり心がとろかされてしまったのも猫の魔力によるものと、この本を読むとそう感じる。
又大好きだった本「こねこのぴっち」「注文の多い料理店」「綿の国星」に触れているのもうれしい。「綿の国星」をあそこまで理解している河合さんはすごい。
河合さん今闘病中とのことだが、早くお元気になられることを心より願っている。