著者からのコメント
20年前、私はいわゆる「肥満」だったが若さもあり気にしてはいなかった。だが歩くのが辛くなってきた時にはさすがにマズイと思い始め、しかし「歩くのが辛い」ほど太った人間に出来る運動は、哀しいかな、限られていた。そこで残り少ない選択肢の中からフランスのあるヨガ道場の門を叩いたのである。
最初は不思議なポーズに悪戦苦闘したものの、自分にとってポーズが無理でなくなってきた頃には、この本のイラストを描いている兄を始め、周囲の驚愕を誘うほどに私の贅肉は落ちてきた。
凝り性でもあった私が、次に始めたことはヨガの理念を正しく理解することで、特に兄がこの本の執筆を具体化してくれた時には、家事の合間を縫いながら半年間ぶっ通しで、ヨガに関する書物を読み漁ったものである。最終的に私がたどり着いた結論の一つは、「心の不安定さは過剰な肥満(食欲)をも生みうる」ということ。つまり、「心を落ち着ける」ことは健康にとっても考えていた以上に効果的で、そして心を落ち着けるためには、ヨガの呼吸の考え方などは、非常に理に叶っているということだ。
ただこれらのことをヨガの先生でもない私が、小難しく書いても仕方がない。ならば一ヨガ実践者として最低限理解できたことをダイジェストで書いてみたい。そう、「猫にでも分かる」くらいに。幸運にも兄は漫画家で彼は自宅の猫を眺めながら、体も心も柔軟性バツグンの愛猫をモデルに、ヨガのポーズを取らせたくてウズウズしており、こうしてヨガの先生や仲間達に助けられながら、兄と二人で「本にする」という作業が始まったのだ。
私達の国フランスではイラストの可笑しさもあり、この本はクリスマスのプレゼントとしてよく売れる。そして読者からのコメントで最も多いのが「笑い癒されました」というものだ。本書で日本の皆様の疲れが取れ(簡単なポーズも紹介している)、笑いと癒しがプレゼントできることを願ってやまない。
内容(「BOOK」データベースより)
この一冊で心も体もリラックス ちょっとおかしなヨガ入門書。