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猪瀬直樹 道路の決着
 
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猪瀬直樹 道路の決着 [単行本]

猪瀬 直樹
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商品の説明

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道路の決着
小泉改革の象徴とされた道路公団民営化。2005年10月、民営化した高速道路会社が発足するまでには壮絶な「闘い」があった。道路関係四公団民営化推進委員会委員として活動した著者が、内実を詳細に記す。

委員会は2002年にスタートしたが、民営化の組織形態などを巡って議論が紛糾。意見書(答申)は一本化できず、多数決で決める事態となり、今井敬委員長は辞任した。本書は、その裏事情を赤裸々に明かしている。

著者は、国民にとっての関心事は借金返済、料金値下げ、コスト削減であるとの信念を持ち、「上下一体論」にも、公団への税金投入にも強く反対した。2003年末、日本道路公団を民営化と同時に3分割すること、4公団の資産と債務は保有・債務返済機構が引き継ぐことなどを盛り込んだ政府・与党の「民営化の基本的枠組み」が決定した。メディアは「公団民営化は骨抜き」と批判したが、著者は「なんとか『及第』はとれた」とする。

委員の多くが辞任・欠席状態となった後も、著者は公団の膿出しを続け、偽造ハイウェイカードによる巨額損失、無駄な社宅や豪華保養所の実態、官製談合の事実を明るみにしていった。関係者との生々しいやり取りも記された、迫真のドキュメントである。


(日経ビジネス 2006/05/15 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)

出版社/著者からの内容紹介

今だから明かせる「道路公団民営化」の内幕
小泉改革の象徴でもある道路公団民営化。'05年10月、高速道路会社がスタートをきったが、そこに至るまでには壮絶な「闘い」が繰り広げられた。道路族、官僚の猛烈な抵抗から始まり、民営化推進委員会の分裂、委員の辞任、首相への直訴など紆余曲折を経ながらようやく法案は成立の日の目を見る。そして民営化直前、官製談合により技術系トップの公団副総裁が逮捕される事態に発展する。世界一高い高速料金と40兆円もの借金を残した道路公団の高コスト体質はなぜ蔓延したのか。改革は国民に何をもたらしたのか。旗手として常に先陣を走り続けてきた作家・猪瀬直樹氏が、詳細な記録とともに総括する迫真のノンフィクション。

登録情報

  • 単行本: 288ページ
  • 出版社: 小学館 (2006/4/5)
  • ISBN-10: 409394167X
  • ISBN-13: 978-4093941679
  • 発売日: 2006/4/5
  • 商品の寸法: 19.4 x 14 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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37 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
瞠目の内幕 2006/4/11
形式:単行本
結局改革に本気だったのはこの人だけだったのではないかと思う。

官僚と政治家は徹底抗戦、新聞は例のごとく当初は改革の士として持ち上げ、やがてハシゴを外して「改革は骨抜き」を連呼する。道路公団民営化をめぐる報道がいかにいい加減だったかがよくわかります。

日本のジャーナリズムも岐路にあるといえますが、徹底的に事実を積み上げ情報を公開していく猪瀬直樹の手法は、ひとつの指針になるはず。

国鉄の民営化には20兆円以上の血税が入った一方、道路は税金投入なしで値下げまでした。冷静に考えれば、失敗であるはずがない。霞が関を敵に回すと、白も黒になるってことなのでしょうか。権力をめぐり誰がどう動いたか、そこまで書いて大丈夫なのかなと読んでるこちらが心配になるほど活写されています。面白い。
このレビューは参考になりましたか?
11 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 道路公団とそのファミリー企業がいかに利用者を無視し、組織と職員の利益ばかり考えていた集団かを世に明らかにした点について、一読の価値がある。道路公団に限らず、民間であっても日本の企業・組織に多かれ少なかれ見られる現象であるが、「独占」と「税金」をバックにしている点で道路公団の病理は深い。筆者はかなり具体例を用いて、公団本体、ファミリー企業、道路技官のエゴ、旧建設省の利害、公団にたかるゼネコンや橋梁建設会社の実態を説明しているのでわかりやすい。筆者の努力と執念に敬意を表したい。民営化委員会の他の委員に対して厳しい見方をしているが、「公益」の衣に包んだ説明を繰返す利害関係者に影響され、意図せずに誰かの利害を主張する結果になることもあるのではないか。そう考えると恐ろしい。「筆者=正義」という論調であるが、意識せずに誰かの利害代弁者になっていることが猪瀬氏の場合もあり得ると考えて読むべきである。なお、さらに根底にある現代日本社会の病理を考えたい人には、野口悠紀雄著「『新版』1940年体制―さらば戦時経済」を読まれることをお勧めする。
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22 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
著者の前作「道路の権力」の続編という位置づけで、民営化推進委員会の任期終了まで(そしてその後のフォローも少し)が記録されている。全て実名入りなので、こんなに書いてしまってよいものだろうかと、読んでいる方が心配してしまうくらいの迫力である。内容は難しいが、さすがは作家で一気に読ませる。貴重な記録である。
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