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猛女とよばれた淑女―祖母・齋藤輝子の生き方 (新潮文庫)
 
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猛女とよばれた淑女―祖母・齋藤輝子の生き方 (新潮文庫) [文庫]

斎藤 由香
5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

明治28年生まれの祖母は、著者にとっていつも輝ける星だった。青山の大病院のお嬢様として生れ、九歳で齋藤茂吉と婚約。一流を好みながら贅沢を嫌い、権威をものともせず、常に前向きマイペース。関東大震災、病院の全焼、東京大空襲などの災難を、気骨をもって毅然と乗り越え、89歳で大往生を遂げるまでに海外108ヶ国を踏破。気高く烈しいその生涯を孫娘が丹念に綴った傑作評伝。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

斎藤 由香
成城大学文芸学部国文科卒。サントリー株式会社に入社(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 302ページ
  • 出版社: 新潮社 (2010/11)
  • ISBN-10: 4101295921
  • ISBN-13: 978-4101295923
  • 発売日: 2010/11
  • 商品の寸法: 15.4 x 10.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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25 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
斎藤由香さんの本という事、タイトルに引かれて購入しました。60還暦を過ぎた私にとって 肩はらずに読みやすいものでした。大富豪の家に生まれ育ち 東北育ち、人一倍勉学家の茂吉を婿に迎えるが水と油、会う芳もなし、大きな父を持った輝子女子にとって、違う方向へ生きてゆく夫婦の悲しみを味わったのでは、生活は超一流、庶民には味わえない食事の数々、ここは体験できない事なので尚更興味しんしんで読みました。旅行にいたっては世界を飛び回るスケールの大きさ唯関心 体調を崩されても次回の旅行のためのトランクが用意してあったとは、驚く程凄まじい好奇心の持ち主、火災 戦争に遭っても 凛とした背筋の一本通った明治女 すばらしいなと読み終えた一冊でした。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
斎藤茂吉夫人輝子について書かれた本だが、
茂吉の短歌を教科書で習った以外、斎藤家については
全く知らなかった。北壮夫の本も読んだ事は無いから、
作者の本が初めての斎藤家の本になる。

確かに、「海外108ヶ国に行った」とかいう話は
経済的に恵まれていなかったら出来なかった事だから、
自慢話と聞えなくもないが、茂吉と輝子の不仲や、
父北壮夫の病気も赤裸々に語っておられるから、
それを超越した面白さがあった。

外から見たら、恵まれた一族に見えたかもしれないが、
それなりに苦労はあったようで、それを乗り越えられたのは、
輝子の天真爛漫な言動だったと思われる。
何はさて置き、輝子のバイタリティ溢れる行動力に胸がすいた。
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形式:単行本
  著者は作家北杜夫(斎藤宗吉)の娘で歌人斎藤茂吉の孫、茂吉の妻は輝子といった。著者にとっては祖母にあたる。その輝子の生涯、生き方を孫娘の眼でエッセイ風にまとめた本。
  輝子は浅草にあった精神科の病院の医師、斎藤紀一の娘であった。茂吉は14歳の頃に山形県南村山郡金瓶村(現在の上山市金瓶)からでてきてこの親戚茂吉の医師のところに転がりこみ、養子となった。茂吉と輝子は幼馴染みだったが、茂吉31歳、輝子18歳のときに結婚した。二人の仲は決してよいとはいえず、生涯で18年間、別居生活があった。
  もともと輝子は活発な少女だったが、茂吉死後、猛女ぶりを発揮する。海外旅行だ。89歳で亡くなるまでに海外渡航数97回、世界108カ国を訪れた。その中には79歳で南極、80歳でエヴェレスト山麓、81歳でエジプト、83歳でアラビアなどが入っている。著者はその海外力熱に浮かされた輝子の猛女ぶりとそれに振り回された叔父、茂太夫妻、父宗吉とその妻の様子を面白可笑しく書き綴っている。
  父である北杜夫さんのことも、すでに本人が公にしていることばかりだが、躁鬱病の顛末を中心に描写してる。
  一番悔やんでいるのは、著者が小学校1年生から大学4年までにつけていた日記を、就職が決まったときに、「燃えるゴミ」にだし、この世からなくなってしまったことのようだ。ただ、輝子死後、輝子から著者に海外から宛てたかなりの枚数の絵葉書がでてきたようで、そのことをエピローグで紹介している。また、著者は成城大学出身らしいが、卒業論文に歌人としての斎藤茂吉をとりあげたとか。
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