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47 人中、41人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
「神々の山嶺」のモデル,
By カスタマー
レビュー対象商品: 狼は帰らず―アルピニスト・森田勝の生と死 (中公文庫) (文庫)
森田勝こそ夢枕獏の「神々の山嶺」に登場する「羽生」その人だ。最後に命を散らした山こそ違うもののクライマーとしての足跡はほぼ一致する。ただし、実物の森田勝はもっともっと痛々しいくらい自分の夢に正直に向き合った人だったのではなかったのか。我々「社会」人にとって何時の間にか常識となっている様々な「妥協」とは正反対にいた森田の生き方はそれゆえに周囲との様々な衝突を招いている。しかしその精神のなんと純粋なことか。胸が痛くなり心が洗われる一冊。
40 人中、34人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
現代人の忘れ去った何か,
By
レビュー対象商品: 狼は帰らず―アルピニスト・森田勝の生と死 (中公文庫) (文庫)
森田勝は、我が身の不遇に対する怒りをぶつけるため、情熱の全てを山に賭ける。その執念は、恐ろしいほど激しい。特に、「谷川岳滝沢第三スラブの積雪期初登攀」神話はすさまじい。 金銭的理由で山岳会の海外遠征に同行できない悔しさを晴らすために、登り尽くされた谷川岳のバリエーションルートの中から誰も見向きもしない危険だけのルートで初登攀を為す。 山以外での社会生活は困窮を極め、何人かの友人(ザイルパートナー)も去っていく。 激しく彼を突き動かしていた山への執念は、常人の想像を超えたものである。
26 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
感動しました・・・,
By カスタマー
レビュー対象商品: 狼は帰らず―アルピニスト・森田勝の生と死 (中公文庫) (文庫)
愛して攀るというよりも、怒りを叩きつけるようにして、憑かれたように岩壁へと向い続けた天才クライマーの、あまりに壮絶な人生に涙が出た。著者の端正な文章が、クライマーの人間像を鮮やかに浮かび上がらせ、読後も心の奥深くに何かが響き続けるような本だ。 森田という人間の、不器用な純粋さにひたすら心打たれた。 ただの山岳小説に納まらぬ、素晴らしい内容。
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