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狼の一族 アンソロジー/アメリカ篇 (異色作家短篇集)
 
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狼の一族 アンソロジー/アメリカ篇 (異色作家短篇集) [単行本]

フリッツ・ライバー , ジャック・リッチー , アヴラム・デイヴィッドスン・他 , 若島 正
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,100 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

11人がやって来て大風呂敷を広げれば煌めく才気が目を射抜く。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

若島 正
1952年京都市生まれ。京都大学大学院文学研究科教授。2004年に『乱視読者の英米短篇講義』で第55回読売文学賞随筆・紀行賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 262ページ
  • 出版社: 早川書房 (2007/1/31)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4152087870
  • ISBN-13: 978-4152087874
  • 発売日: 2007/1/31
  • 商品の寸法: 17.8 x 11.6 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 515,768位 (本のベストセラーを見る)
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15 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 ライバー、エリスン、ラファティ、ディッシュといったお馴染みの作家が並んでいて目次を見るだけでわくわくしますが、それ以外に並んでいるのもひと癖もふた癖もある作家たちばかりです。

 『貯金箱の殺人』……「27ドル50セントで人を殺して欲しい」。初対面の12歳の少年にこう切り出された比較文学の教師は、少年の依頼に応えて動き始めます。もちろん殺人を犯す気はありませんが少年(とその母)の力になれたら、と思ったのです。ところが本当に殺人事件が起き、教師は真犯人に仕立て上げられる逃げ場のない罠にはまっていることに気がつきます。

 『ベビー・シッター』……アメリカの連続ドラマは人間関係がややこしいのが特徴だそうですが、本作はその「ややこしさ」を小説の形式で表現したかのようになっています。分断し混ぜ合わせ混乱させそして最後には……

 『象が列車に体当たり』……象と列車の衝突事故の、“驚愕の真実”です。読み終えて、呆然とするべきか笑うべきかわかりません。

 ライバーはライバーです。エリスンは「エリスン」になる直前のようです。で、ラファティはやっぱりラファティです。この言葉の意味を知るためには、本書を読んでもらうしかありません。
このレビューは参考になりましたか?
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 夢追人009 トップ500レビュアー
形式:単行本|Amazonが確認した購入
旧版・異色作家短篇集は60年代に5年を掛けて編纂されましたが、今回約40年振りに過去の17巻が装いも新たに復刊され、本書を筆頭とする3冊は過去の作家に含まれないメンバーで、且つ本邦初訳作品を並べた豪華なラインナップとなりました。
本書はアメリカ作家11人衆を集めており、SF・ミステリ・ホラー・幻想と多岐に渡るジャンルが、それぞれの個性で絶妙に味付けされています。本書の趣旨は、ベスト・オブ・ベスト的な内容ではありませんが、ベテラン作家の力みの無い、肩の力の抜けた出来栄えの好短編が揃っていると思います。読み手の感性によって評価は分かれると思いますが、私のお気に入りのオススメ作品を3つ紹介します。

『ジェフをさがして』フリッツ・ライバーは、酒場に出没する女幽霊の話で、凄惨な結末なのですが切ない哀愁が漂います。
『スカット・ファーカスと魔性のマライア』ジーン・シェパードは、少年時代のコマ回しの話で、ガキ大将との対決場面が異様な熱気を孕んでノスタルジックに語られます。
『狼の一族』トーマス・M・ディッシュは、狼男が善玉として描かれ、滅んで行く末路が憐憫の情を抱かせます。

私の感想として、昨今の短篇を味わう妙味はサプライズ・エンディングでは無くて、ほのぼの系であったり、しみじみ系であるのかなあと悟りつつ(そこが少し淋しくはありますが)、まだまだ未来の読書に多くの新鮮な驚きを期待して、本書を★4つとします。
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