70年代初頭のニューヨークはブルックリン地区、低所得者層が住むその汚い町の小さな銀行の支店に、ベトナム帰り?の二人(G・カザール扮するサルは、飛行機に乗ったことがないと行っていたが・・・。ベトナムへの兵員輸送は船だったのかな?)が、押し入った。
アル・パチーノ(ソニー)は、一見計画的に見える銀行強盗のリーダーとして、シリアスな演技を見せるが、事件はいろいろなハプニングやエピソードを交えてリアルタイムに進行するので、(時にはユーモアさえ漂う優れた脚本に支えられて)快演している。
DVDで見たのはかなり前のことなので単純比較はできないが、今回のBD化で、かなり映像はクリアになっていると思う。もちろん古い映画のこと、粒子の粗い部分も目につくが、エアコンの切れた蒸し暑い店内での緊張感に満ちたやりとりなど、かなり臨場感に満ちている。
特に、野次馬たちの遠回しの場面では、この頃のブルックリンはまだまだ白人が多く住まいしていたのだなぁと、時代を感じたりしたものだ。アフロヘアの若者や黒人などはっきりと識別できるディテールの細かさは、BDならではのものだと思う。
銀行の向かいの理髪店が警察の現場指揮所になるのだが、その入り口ドアの古びた質感や床の汚れ具合まで、しっかり見て取ることができ、リアリティーが感じられるのである。
映画としての評価は言うまでもないが、BDの画面も是非見てほしいものである。
お勧め!!