- 出演: チャールズ・チャップリン
- 監督: チャールズ・チャップリン
- 形式: Subtitled
- テープ数:: 1
- 販売元: 朝日新聞社
- VHS発売日: 1993/05/21
- 時間: 129 分
- おすすめ度: 5つ星のうち 5.0 レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
- ASIN: B00005FW1E
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しかし、チャップリンがチャップリンたり得るのは、単に視聴者を笑わせるだけだからではなく、見るもののソウル(魂)に語りかける哀愁漂う音楽、そして、ストーリーの中に見られる鋭い人間観察、愛情に対しての洞察、社会矛盾へ対する痛烈な批判と、非常に芸術作品としての完成度が高いからだ。世の中のコメディアンと称する人たちが、喜劇王チャップリンの足下にも及ばないのは、このストーリー性の中にある深みがまったく違うからである。
この独裁者というのは、もちろんナチのヒトラーをモデルにし!ているのは言うまでもない。彼の狂気じみた凶暴性と天才性を見事に描写し、チャップリンの映画の中では最高傑作であると私は思う。特に、最後のヒトラーに扮したチャップリンの演説は鳥肌が立つほどの感動を覚える。見るものの心にいつまでも残る名画だ。
ラストの、ヒトラーが、地球の形をした風船をくるくる回すシーンが印象的である。
現在、マイケル・ムーアがブッシュ批判のボウリング・フォー・コロンバインや華氏911を作っているが、当時のチャップリンの独裁者を作る時の勇気というのは今とは比べ物にならないほどだったであろう。
戦争というのは得るものは少なく失うものはたくさんある。当然だと一般の私たちは思うが独裁者たちはどう思っているのか?
天才であり、喜劇王チャップリンは未来を予想してこの映画を作ったのではないだろうか?
これは懐かしのとか昔の映画ではない。現代の人たちのための現代の人たちが見る映画なのである。
今こそ私たちは「独裁者」を見るべきではないだろうか?
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