動的なホームページを作るCGI用言語として、perlの次に登場したPHP。
HTML埋め込み型言語として、泥縄式に勉強してきました。
PHPも改良を重ね、ブログツールのWordPressに採用されるなど、メジャーな存在になり、
パッケージソフトのカスタマイズやプラグインの適用にあたって、
体系的に勉強し直す必要性を感じて、この本を買いました。
学習環境の構築手順、プログラミングの基礎に始まり、
組込関数やクラスライブラリの使い方、例外処理の方法、
MySQLデータベースとの連携、オブジェクト指向、セキュリティ問題に至るまで、
PHPに関して知っておかなければならないことの全てがこの本1冊で網羅されています。
横幅を広げるためには、関連図書やネットのお世話になる必要があるとしても、
縦軸が最初から最後まで貫かれていて、この本をバイブルにすれば安心です。
オブジェクト指向についても、わかりやすく書かれていて、
これを読むだけでも、この本を買う価値はあると思います。
とにかく、知識の出し惜しみをしない、著者の姿勢には頭が下がります。
PHP5.3の新機能もカバーされていて、独習書という形でありながら、
他の言語と混同しがちな演算子などの記号も載っている的確な索引により、
辞書的な使い方もできるので、プログラマにとって必携の書と言えます。
実際、HTMLのフォーム画面からの値を取得する方法については、
8.2.3項と9.7.2項は、こういうやり方があったんだ!と目からウロコでした。
とっても得をした気分です。誰も教えてくれなかったノウハウです。
Webデザイナーなど、プログラム入門者にとっても、お勧めできます。
プログラミングの考え方が、かみ砕かれた日本語とわかりやすいサンプルを使って、
ステップバイステップで説明されているので、前半は問題なく読み進めると思います。
陥りやすいエラーの例と対策もあって、途中で挫折する心配がありません。
練習問題もまじめに取り組むことで、理解度と定着度がアップします。
後半は中級レベルになってくるので、多少、経験者のサポートが必要かもしれません。
同著者の「10日でおぼえるPHP5入門教室」は、より入門者向けに書かれており、
実習環境の構築が楽なxamppを利用しているので、手を使って試すのにはいいかもしれません。