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最も参考になったカスタマーレビュー
15 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
正統的な社会派日本映画。さすが今井正監督と思わせる。,
By ゲバジジ (神奈川県川崎市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 独立プロ名画特選 DVD-BOX 4 社会編 (DVD)
3本収録されているが、おずれも戦後日本が生みだした「社会派」(いまは死語と思うが)の名作。いずれも「差別」の問題をテーマとしている。混血児への差別、そして、長い歴史をもつ「部落」の人たちへの差別。「橋のない川」は2部に別れているが、この問題を扱った映画としては「破戒」とならび日本映画の名作選に入る作品だろう。60年代に制作された作品と記憶している。俳優陣も北林谷栄、伊藤雄之輔はじめ、新劇界(これも死語かなあ)あげてのキャスティングで素晴らしい。いまはどの程度残っているのか定かではないが、すくなくともこの映画が制作された時代にはハッキリ差別が残っていたと思う「橋のない川」は明治末から昭和初期までのなかで、奈良の小さな村の部落民の差別に耐える生活と主人公が成人し、差別問題に取り組んでいく成長過程を描いている。1部、2部で4時間半近い大作だが、名匠・今井正監督の手腕は飽きさせない。いまではこんな映画があったことすら40歳以下の人たちは知らないのではなかろうか。日本の歴史を学ぶ側面もあり、是非、若い人たちに見て欲しい。
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