出版社/著者からの内容紹介
です。狛犬はとてもバラエティーに富んでいます。それは、仏像と違い、市井の
石工が想像たくましく腕を振るった結果。
執筆者・鐸木能光氏は25年にわたってその「狛犬」を尋ね歩き、その身近なアー
トの楽しさを教えてくれます。
内容(「MARC」データベースより)
出版社からのコメント
の人に似ている奴などなどここに紹介されている「狛犬」は、見ていて飽きるこ
とがありません。オールカラーで450点にものぼる写真の迫力と判りやすい解説
は、「狛犬」アートを楽しむガイドブックとしてお勧めいたします。
著者からのコメント
の「世界初」がある。
1 狛犬関連書籍として異例の400点を超える収録写真画像。しかも全ページカ
ラー!
2 日本語解説と同内容の英語版解説を収録(完全日英両国語対応)!
3 「官」が気づいていない、参道狛犬「もうひとつのルーツ」を示唆!
2005年8月。アニメーターの大塚康生さんらと一緒に、南福島一帯の狛犬巡りを
楽しんだ。私が「世界で最高の狛犬」と考えている狛犬(小林和平・作)が、古
殿八幡神社(福島県)にいる。交通の便が悪い場所なので簡単には行けないが、
すでに何度も足を運び、数多くの写真を撮った。
宮司さんにも顔を覚えられてしまったが、残念なことに、彼は自宅の庭先にある
この狛犬のすばらしさをまったく分かっていない。私の顔を見るたびに「こんな
ものがそんなに珍しいの?」と呆れた顔で言う。
この神社は流鏑馬で有名で、毎年その季節になると地元の放送局も映像を流す
が、時折、日本全国から遠路はるばる、ひっそりとここを訪れる人たちの目的は
流鏑馬ではない。この狛犬なのである。そのことを、宮司さんも、古殿町役場の
人たちも知らない。今日もそうだ。宮崎駿の師匠と呼ばれる日本アニメ界の重鎮
が、前日郡山に泊まり込んでまでこの狛犬を見に来たことなど、宮司さんは想像
もできないだろう。
放っておいても、狛犬ファンはこれからも増えていくに違いない。その人たちに
とって入門書となる、親しみやすいガイドブックがあれば、楽しみは倍増するは
ずだ。自分の手で、狛犬の世界にいざなうガイドブックをいつか書いてみたいと
思っていたが、あと20年は先のことのような気がしていた。今回、志のある新鋭
出版社から声をかけていただき、念願が叶った。
狛犬の魅力は、言葉で説明しても伝わらない。狛犬を実際に見てもらうしかな
い。そのため、できる限り多くの写真を、フルカラーで収録した。また、この本
には完全英訳がついており、日本人だけでなく、世界中の人たちに読んでいただ
けるようになっている。石造り参道狛犬という日本独自の文化を、世界に向けて
発信する先駈けとなりたい、という野望も抱いている。
木造の神殿狛犬と違って、参道狛犬は、時代が新しいなどの理由で日本の「官」
からはほとんど評価されていない。同じような理由で、かつては大衆風俗のひと
つとしてしか見られていなかった浮世絵を、美術品として最初に高く評価したの
は欧米人だった。狛犬も、浮世絵のように、偏見のない、正しい審美眼で、埋も
れている傑作・名作の数々が、正当に評価されることを願っている。
著者について
で第四回小説すばる新人賞受賞。『黒い林檎』『鬼族』など著書多数。作曲のか
たわら、自身のユニットを持って演奏活動も展開中。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
本名、鐸木能光。作曲家、小説家、狛犬研究家(狛犬ネット主宰)、上智大学外国語学部非常勤講師。『マリアの父親』で第四回小説すばる新人賞受賞。著作多数。自主レーベル「タヌパック」より音楽CDも8作発表。20代半ばで狛犬に興味を持ち、以後、四半世紀以上、日本全国の狛犬を渉猟し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)