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狐笛のかなた (新潮文庫)
 
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狐笛のかなた (新潮文庫) [文庫]

上橋 菜穂子
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (66件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

商品の説明

第42回(2004年) 野間児童文芸賞 受賞

内容(「BOOK」データベースより)

小夜は12歳。人の心が聞こえる“聞き耳”の力を亡き母から受け継いだ。ある日の夕暮れ、犬に追われる子狐を助けたが、狐はこの世と神の世の“あわい”に棲む霊狐・野火だった。隣り合う二つの国の争いに巻き込まれ、呪いを避けて森陰屋敷に閉じ込められている少年・小春丸をめぐり、小夜と野火の、孤独でけなげな愛が燃え上がる…愛のために身を捨てたとき、もう恐ろしいものは何もない。野間児童文芸賞受賞作。

登録情報

  • 文庫: 392ページ
  • 出版社: 新潮社 (2006/11)
  • ISBN-10: 4101302715
  • ISBN-13: 978-4101302713
  • 発売日: 2006/11
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (66件のカスタマーレビュー)
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27 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 あぁ、よかったぁ。, 2006/2/3
レビュー対象商品: 狐笛のかなた (単行本)
美しい日本語で描かれた、美しい日本の話。
政治的なドロドロした描写もあるけれど、それを上回るほどの小夜や野火の清らかさ。
このお話には、強くて正しい人間は出てきません。誰もが弱さ、はかなさを持ちながら、それでも一生懸命生きている。自分の大切な人のために、命を投げ出すことをもいとわない純真さに心を打たれました。
ラストも、あぁ、よかったなぁ、とほっとして読み終われた。余韻にひたれる物語。
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24 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 なつかしさを感じます。, 2004/1/8
レビュー対象商品: 狐笛のかなた (単行本)
守り人シリーズが好きでこの本を手にしたのですが、期待を裏切ることなくいいお話でした。守り人シリーズとはまた違った雰囲気で、日本の美しさが目に浮かんでくるような、心に春の暖かさや清々しさがしみこんでくるようでした。

呪者に縛られた霊狐の野火、おばあさんに育てられた小夜、人里はなれた森の中の屋敷に閉じ込められていた小春丸。この三者がまるで運命かのように権力者の争いに巻き込まれていく。そんなふうにお話が進んでいきますが、野火や小夜のまっすぐな愛情に胸をうたれるでしょう。

終わり方も後味が悪い、というような事はないので、気軽に手にしてはいかがでしょうか。
装丁は和紙のような手触りのいい紙質で出来ていて、大事に扱いたくなるような仕上がりでいいですよ。カバーを外すと表紙とはまたちょっと違った絵が書いてあったりして、長い間大事にもっていたい気にさせてくれる一冊です。

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32 人中、31人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 伝奇とファンタジーの中間点, 2007/8/17
レビュー対象商品: 狐笛のかなた (新潮文庫) (文庫)
 文庫版が出てから、買おう買おうと思って、書店で平積みされているのを眺めていたのだが、ある日思い出して書店に行ってみるとどこにも売っていない。伝奇・妖怪物は大好きなので、諦めきれず本屋を数件回ってみたがやはりなかった。あんなに沢山これ見よがしに積まれていたのに……とエラい人気なんだと感心してしまったのを覚えている。
 あらすじは他人の心の声を聞き取る能力『聞き耳』の能力を持つ少女、小夜と、隣国の呪者の使い魔、野火との恋物語。人間と魔物という従来は考えられないハードルと、野火の使い魔としての宿命、国同士の領地を巡る争いなど、幾重にも重なりあった構成はさすがは人気作家だと思う。情景の描写も鮮やかで細やかで、本の中の世界に無理無く入り込むことができる。交錯した人間関係の中で展開される簡単には予想の出来ない展開もまた大きな魅力だと思う。
 昔話などでよく語られる、妖怪と人間との婚姻譚をベースに、戦国チックな群雄割拠な世界観と、上橋氏の作り上げた術者の定めをからませた物語は傑作だと思った。
 こういった作品にあまり触れた事のない方にもお勧めしたい。
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