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狐の剃刀
 
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狐の剃刀 [単行本]

赤江 瀑
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

花鳥画の大御所にして国宝の閨秀画家が、ふと立ち寄った島根の老舗旅館でスケッチした画紙にしたためた「いさま まいる 李」の署名。その筆文字に、宿の主人は遠い記憶を呼び覚まされた。この言葉には、ある深淵な意味がこめられていたのだ…(表題作)。傑作幻想小説全八篇。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

赤江 瀑
1933年下関生まれ。日本大学演劇科出。1970年「ニジンスキーの手」で小説現代新人賞を受賞。74年「オイディプスの刃」で第1回角川小説賞を受賞。84年「海峡」「八雲が殺した」で第12回泉鏡花賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 365ページ
  • 出版社: 徳間書店 (2007/04)
  • ISBN-10: 4198623147
  • ISBN-13: 978-4198623142
  • 発売日: 2007/04
  • 商品の寸法: 18.8 x 13 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 192,997位 (本のベストセラーを見る)
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形式:単行本
赤江瀑の名を知らない人たちを哀れみたい。
この哀れみは一種、優越感のようなものに近いだろうか。
これほど優れた書き手はザラに見つかるものではなく、また大々的にその名を喧伝されている作家ではないからだ。

人の情念が狂気となる、その境界線をたゆたう妖しさ、儚さ、恐ろしさ、そういうものを書かせると右に出る者はないと実感している。
赤江作品はたくさん読ませてもらったが、常々思うのはどれもこれも驚くほど質が高いという点である。
この最新作品集『狐の剃刀』についても同様である。
ひところに比べ、猛々しさや激しさは幾らかナリを潜めた感があるが、静かなる裡にぞっとするような鋭さを帯びてまさに「円熟」といった感を受けた。
ことに表題作「狐の剃刀」の見事な後味はどうだろう。
読んでほしい。
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