武田日向さんの初短編集、ついに登場です!
表題作「狐とアトリ」と、「ドールズ・ガール」「やえかのカルテ番外編」を収録。
どれも素晴らしいのですが、やはり秀逸なのは「狐とアトリ」でしょうか。
絵については、素晴らしすぎて言う事が無いのでノーコメント。
物語の後半、狐が正体を現すシーンは、切迫したシーンがスピード感あるタッチで
描かれており、迫力あります。
私は武田さんは「GOSICK」の挿絵で知ったクチなのですが、これには衝撃受けました。
やっぱすごいわ、武田日向。
とは言え、ストーリは「やえかのカルテ」を継承するようなとてもハートフルなもので、
最後はどうなるかと思いましたが(^^;、ホッとしました。
かわいい女の子を描ける人はいっぱいいます。
ファンタジーな世界を描ける人も、そこそこいっぱいいます。
しかし、「現代日本ではない実在する(した)世界」を破綻せずに描ける人は、
武田さん以外かなり少ないと思います。
「狐とアトリ」や連載中の「異国迷路のクロワーゼ」、「GOSICK」の挿絵は、
まさに武田日向の独壇場、武田さんにしか描けないものだと思います。
唯一残念なのは、武田日向さんの作品が少ない事…。
たくさん武田さんの作品を見たい、でも、作品の質は落として欲しくない…。
一ファンのジレンマです。