基本線は、アメリカの軍需産業が政治外交でイニシアチブをとり、軍拡はもちろん、他国との外交においても波風を立てているとするもの。ロシアとの軍縮協調を破棄してのNATO拡大、イラク、北朝鮮といった仮想敵国の想定とイメージ操作などがその代表であるとする。
「ミサイル防衛網は軍拡を推進するだけ」など、なかなか良いことも書いてはいるのだが、どうも恣意的なフィルターの存在を強く感じてしまう。たとえば「北朝鮮は平和的に核放棄する意図があった」と聞いて、普通の日本人が納得できるだろうか?日本についての記述もそうで、その気になれば数ヶ月で核保有国になれるなどと信じている日本人は一人もいないだろう。
全体的にかなりの反米リベラル色を差っ引いて読み解く必要がある。