吉野朔実が好きなので購入。が、平山の勝ちかも。手塚やAKIRAの分析などは面白かったが、吉野の「後進に啓蒙されてたまるか」という匂いにちょっと幻滅。どんな破天荒であれ、父親として家庭を営んでいる平山と、犬つきシングルの吉野では、平山の方がオトナなんだな、ということが端々に読み取れる。全体の内容としては割と面白かったが、当初の発売予定日から一年くらい待たされたということで(平山の都合で遅れていたらしいが)、本人としてもそんなに積極的に出すような本でもないと思っていたのかも、と取れる。前作「精神のけもの道」よりは面白かった。あちらは逆に、春日の、いい年のくせに気取って甘えた物言いが鼻についたので。