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狂気という隣人―精神科医の現場報告 (新潮文庫)
 
 

狂気という隣人―精神科医の現場報告 (新潮文庫) [文庫]

岩波 明
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 460 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

人口の約1%が統合失調症という事実。しかし、それが我々に実感されることがないのはなぜか。殺人、傷害にかかわりながら、警察から逮捕もろくな保護もされず、病院さえたらい回しにされる触法精神障害者。治癒して退院したはずなのに、再び病院へ戻ってくる精神病患者。疲弊する医療関係者。社会の目から遮蔽されてきた精神医療の世界を現役の医師がその問題点とともに報告する。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

岩波 明
1959(昭和34)年、横浜市生れ。東京大学医学部卒。精神科医。医学博士。東京都立松沢病院を始めとして、多くの精神科医療機関で診療にあたり、東京大学医学部精神医学教室助教授を経て、ヴュルツブルク大学精神科に留学。現在、埼玉医科大学精神医学教室助教授を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 265ページ
  • 出版社: 新潮社 (2007/01)
  • ISBN-10: 4101305714
  • ISBN-13: 978-4101305714
  • 発売日: 2007/01
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
33 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By t_ogre
形式:文庫
かの「都立松沢病院」に勤務経験を持つ、現役の精神科医の手による本。本書は一般向けに「精神障害」を紹介している。内容は平易で、主に作者の経験したケースを元に書かれている。

特異なのは、例題に描かれているのが、精神科救急外来や触法精神病患者、外国人患者、ジャンキーといった、普通ではあまり触れられていない、精神科の闇の顔であることだ。 中にはかなりショッキングなエピソードもある。それらが書かれているのが、抑え気味の平易な文章であるのが逆に不気味に感じる。

作者は、精神科の患者の中でもとりわけ問題となるケースに対する(日本という国の)システムの脆弱さだ。特に触法精神病者(たとえば人を殺してしまった精神病患者)の扱いについて、怒りにも似た熱意で制度の欠点を指摘している。
このレビューは参考になりましたか?
11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Lucca9
形式:文庫
とにかく読むべきです!
現代の医療制度の暗部ともいうべき、精神に関する病に対する忌憚ない意見。
心の病とは、何とあやふやなものか。どこから異常なのかだれにもきちんと云えないのではないか。私だってもしかしたら狂っているのかもしれない。もしかしたらこの世界自体が狂った私の妄想かもしれない。
明日発狂するかもしれない。
芥川龍之介じゃないですが、狂う恐怖に誰だって本来おびえておかしくはない。

そんな漠然とした不安を、思い出させてくれる一冊でした。

うまくまとまらないけど、とにかくそんなことをつらつら思いました。
このレビューは参考になりましたか?
21 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
精神障害 2007/6/13
By フィラデルフィアン VINE™ メンバー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
精神科医の書いた精神医療の現場について書いた本です。臨床経験に基づき、深い洞察のもとに書かれていると思います。中心は、都立松沢病院での経験が書かれています。松沢病院の長い歴史についても書かれており、大変興味深いです。と同時に日本の精神医療の歴史的空気というものがよく伝わってきて、勉強になる本でした。良くも悪くも精神医療の現場を伝えている本だと思いました。
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