今回はこれまでと違いテーマの類はないようですが、だからと言ってイコール作品の質が劣る訳ではありません。
例えばFBOnlineに掲載された作品では、どうやら未だ月香の中で人格が残っている泪雨夜の視点である日の乱崎家を襲った怪事件と、泪雨夜達が『楽園』にいた時代の出来事を描いた「月ノ輪ファンタジア」、今回表紙を飾る死神三番が霧岬知紅からいかにして今のようになったかを描いた「赤ずきんちゃん狼がきたよ」、鳳火を巡りOASISと黒優歌(敢えてそう書きます)が色々な意味でやばい戦いを繰り広げる「OASISの逆襲」という具合にバラエティに富んだ作品が揃っています。
そして書き下ろし「暗黒少女領域」は優歌が主人公ですが、内容については詳しく踏み込まないことにします。
ただ、優歌の内面を描く以上どうしても暗い雰囲気になってしまいますが、作者が言うように本編完結直前というタイミングだからこそ出せる作品で、こういう作品を出すからにはやっぱり通常の優歌も黒優歌もひっくるめて、作者の優歌に対する思い入れの程が読み取れるとだけ書いておきます。