鬼ヶ島での狂乱騒ぎ、と言うか銀夏を巡る千夏と黄桜乱命の戦いも、乱命が乱崎家の一員「乱崎乱華」になることで一つの区切りを付けたと申しましょうか、新しいスタートを切った感じで、正直私も前巻を読み始めた時には予想さえしなかった展開に、それでも新しく家族が増えたことで家族模様にも良い意味での変化が出たようです。
ですがその一方、大日本帝国では不解宮を傀儡化し権力を手中にした闇禍によって臨戦態勢が敷かれ、乱崎家にも莫大な賞金を掛けて追い込みを始めます。元々「なごやか家族作戦」の名の下に国家権力を好き放題利用して事態を解決してきたことが多々ある狂乱家族にとっては極めて危険な事態です。
(まあ凶華にしてみれば、「そこに権力があったから有効活用した」という感覚なのでしょうけど)
そんなわけで、乱崎家一同この事態を打開するため家族皆の力を総動員し、これまで培ってきた友人達の力も借りて奔走するわけですが、何しろ今回の敵は国家権力。強大さに加えて狂乱家族のスペックを掴んでいますからこれまでにない苦戦を強いられます。
どのくらい苦戦するかと言うと、これまでその強すぎる戦闘能力を持て余し気味だった雹霞も全力で戦わなくてはならず、それでもピンチになる程の敵が登場する程で、とうとうラストエピソードに突入したんだと痛感します。
そう、このシリーズも次巻で遂に最終巻でして、果たして乱崎家にハッピーエンドは訪れるのか、私の胸は期待と不安で一杯です。