前巻のラストで正夢カジノの支配者決定賭博に破れた黄桜乱命が発動した次の計画──それは正夢カジノを日本列島から切り離し浮島・鬼ヶ島にするというものでした。
そこでは数多の勢力が島内の領地を争い、日々壮絶な戦いが繰り広げられてますが、傷付いても島内の通貨millionを消費してすぐに治療され、戦闘で負け続けてmillionが尽きても勝った方の所有物になるだけで死ぬことはないという、壮絶でありながら平和的でもあるルールが敷かれています。実はそこの所に乱命が正夢カジノを、ひいては鬼ヶ島を作った目的のツボがあるわけですが、それが何であるかは実際に作品を見ていただくと言うことで。
他にも作中には乱命の生い立ちや、とうとう復活を果たした面白くも厄介な存在・平塚雷蝶の暗躍など、目が離せない要素がてんこ盛りです。そのせいで前巻同様分厚いですが、めげずに読んでいきましょう。
ともあれ今回で「裏社会編」が完結ということで、千夏も銀夏を巡る乱命との勝負にようやくスタートラインに立てたという感じですね。おまけに大日本帝国本土ではバルトロこと闇禍の陰謀が進行して、物語はラストエピソード「地下帝国編」に突入だそうですから、その他諸々含めてハッピーエンドはまだまだ遠そうだし、また本も分厚くなるのでしょうかね。
でもその前に正夢町を舞台にした番外が出るみたいですから、まずはそれで和んでから(?)本編の続きを楽しみに待つことにしましょう。