乱崎家の三女、月香が赤ん坊になってしまった騒動が一段落して、それから番外で掲載されている数々の騒動、と言うか狂乱を経て、気が付けば『なごやか家族作戦』が始まってから1年が経っていました。
今回の狂乱は世界最大の超財閥・不解宮の傀儡后ミリオンの呼びかけによる『世界会議』に乱崎家が招待されたことから始まります。大日本帝国の手が届かない外国へ行くのは初めてということで、乱崎家の家族は準備などに追われるのですが、銀夏、千花、優歌、帝架、雹霞ら『子供たち』も気付けばそれぞれの交友関係を作っていて、彼らにとってこの1年がどれだけ濃密だったかが分かります。1人(?)例外はありますけど。
多少の不安要素はあるものの、獣化現象や宇宙人の来襲など、常識外れの事件の数々を乗り越えてきた狂乱家族にとってさほどの問題にはなるまい──そんな軽い気持ちで出かけた『世界会議』ですが、そこでいきなり家族が分断されるという事態に陥ってしまいます。
ストーリーの合間に語られる闇禍伝説の方も、『家族』の間のすれ違いから、修復できない亀裂が生じて破滅へと向かっていきますし、本編の方も、この先宇宙人の来襲ほどの派手さはなくとも狂乱家族にとって苦難という点では劣らないだろう展開を予想させる結末が用意されてます。そこは読んでのお楽しみ(?)ということで。