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犯罪不安社会 誰もが「不審者」? (光文社新書)
 
 

犯罪不安社会 誰もが「不審者」? (光文社新書) [新書]

浜井 浩一 , 芹沢 一也
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (27件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

猟奇的な少年事件や検挙率の低下などを根拠に、「安全神話の崩壊」が叫ばれ、厳罰化と監視強化が進む。しかし、統計をきちんと読み解くならば、あるいは軽微な犯罪者ばかりで老人や病人の多い刑務所を直視するならば、決して「治安悪化」とは言えないはずである。効果のある犯罪対策を実施するには、正しい現状分析なくして、正しい解決はありえない。そのため本書はまず「『安全神話の崩壊』論の崩壊」を宣告。治安悪化言説こそが「神話」なのである。

内容(「MARC」データベースより)

治安悪化なんて誰が言った? 効果ある犯罪対策を実施するには、正しい現状分析なくして、正しい解決はありえない。事実と相反する「神話」がなぜ「常識」と化したのか? 統計と思想の両面から迫る。

登録情報

  • 新書: 249ページ
  • 出版社: 光文社 (2006/12/13)
  • ISBN-10: 4334033814
  • ISBN-13: 978-4334033811
  • 発売日: 2006/12/13
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (27件のカスタマーレビュー)
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86 人中、83人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
わたしは数年前から現在の犯罪報道や治安崩壊の風説に疑問を感じ、暇を見つけてはチマチマとこのテの本を読んでいたが、この本はある種の決定版と言える。

ワイドショーで自身たっぷりに話すコメンテーターが、

沈痛な面持ちで現代社会の悲惨さを訴える政治家が、

そして我々一般市民が、

誰も彼もが、いかに何も知らないかを思い知らされた。

実際には無知の塊である”自称知識人”達の無責任な発言によって社会がどれだけ毒されているか。

発言したければ勉強することだ。勉強できないのなら発言してはいけない。

こんな当たり前のことが、最も守らなければいけないジャーナリスト業界で全く守られていない。

「自分はベテランだから」「皆からの信頼も厚いから」とタカをくくり、天狗になり、結果として”個人の思いつき”に過ぎない妄想を、さも事実であるかのように全国放送する。

こんなことが誰にも疑問を持たれることなく横行しているという事実にわたしは打ちのめされた。

今、早急になんとかしなければならないのは、子供でも親でも教育でもなく、ジャーナリスト達ではないのか。
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54 人中、51人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
事実と厳密さ 2007/1/12
形式:新書
 私は、犯罪問題についてなにかいうような立場ではない。ただ、以前から、猟奇的犯罪などが起きたときのマス・メディアの騒ぎ方が大変不快であった。特に、一つの事件を、すぐに時代その他の「象徴」にしてしまう点。これは、人文学などでいう「隠喩」的な発想の悪例であろう。

 本書は、実際に刑務所での勤務経験がある研究者と、近年の俗流犯罪論への批判で注目を集める社会学者との共著。一言でいえば、犯罪増加・治安悪化という「神話」に対し、厳密なデータその他で反論していくもの。データに基づいた治安の真の現状。犯罪に関する言説の分析。「防犯」という発想の拡大がなにを惹起するか。そして、刑務所の現状。こういったことが厳密に説明される。

 とにかく、読んで目を啓かされる点が多くある。「少年犯罪」が「高齢化」しているという事実。社会学者の宮台真司が、日本社会を批判しようとするあまり、却って少年を異物化してしまったという指摘。そしてなによりも、刑務所の実情についての説明には驚かされた。よく「現場」という言葉を使う人がいるが、こういう、真に重要な「現場」の話はあまり目にした記憶がない。

 無論、社会の変化と共に、子供や若者、犯罪のあり方も変化しているだろう。また、犯罪被害者の権利支援を更に進めなければいけないのも全くその通りだ。だが、とにかく、犯罪を考える上でも「事実」に立脚すべきだし、芹沢もいうように、私も上で批判したタイプの論評は、むしろ「有害」であろう。大変重要な本であると思う。
このレビューは参考になりましたか?
51 人中、48人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
勉強になる本 2007/1/28
By ロラ
形式:新書
この本は「日本の治安は悪化している」という常識の疑わしい点と、それが横行することの問題点等を丁寧に指摘しており、とても勉強になる本だと思います。特に参考になるのは第2章で、少年犯罪の語られ方がどのように変化してきたのかがまとめられており、どんな風に不安が抱かれるようになったのかがよくわかります。

殺人などの凶悪犯罪が頻繁に報道され,親の不安を徒に煽る言説も無責任に蔓延している昨今、自分や子供がいつなんどき犯罪に巻き込まれるか解らないと不安を抱いている方は、この本を読めばその不安が緩和されると思います。こむずかしい記述も少なく、非常にわかりやすいので、全ての人にオススメです。日本を不安に満ちた排外的で不寛容な社会にしていかない為の第一歩として、あらゆる人に読まれるべき本だと思います。
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最近のカスタマーレビュー
「不審者」を見かけたら、すぐに警察に通報して下さい。
... 続きを読む
投稿日: 4か月前 投稿者: David Lewis
やっぱりそうか
ひとことでいうと犯罪は減っている減り続けている。凶悪犯罪も子供の被害も減り続けている。なのに根拠なしに治安は悪化しているとして市民は自衛のため活動している。でもそ... 続きを読む
投稿日: 22か月前 投稿者: ねこぞぎ
犯罪情勢について再考させられる
 この本は、主に次のことが書かれている。
(a) 統計的にみて犯罪は増加していない、凶悪化も進んでいない。(第1章)
(b)... 続きを読む
投稿日: 2010/4/18 投稿者: mfhty
厳罰化が果たして犯罪抑止効果になっているか?
犯罪について統計と思想の面から現状を教えてくれる。現状把握のための本である。論点はすごくわかりやすかった。ワイドショーのコメンテーターを含めマスコミの人はもう少し... 続きを読む
投稿日: 2010/1/13 投稿者: itchy1976
期待してたほど面白くなかった
高評価ばかりのカスタマーレビューを読んで購入したが、期待してた程は面白くなかった。知っている事ばかりが書かれていた。... 続きを読む
投稿日: 2009/9/2 投稿者: a±±
批判をするのは誰にでも出来る
政策には常に一定のリスクやコストがつきまとう。
それを嫌って行動しないのであれば、何の政策も打てなくなるだろう。... 続きを読む
投稿日: 2009/8/2 投稿者: 訴訟ジャーナル
啓蒙的意義に満ちた素晴らしい仕事だと思うが
著者らは昨今騒がれる治安の悪化が事実でない事を論証する事で治安悪化を根拠とした厳罰化をも崩し、厳罰主義に否を唱える。犯罪は別に増加しても凶悪化してもいない。今以上... 続きを読む
投稿日: 2009/7/22 投稿者: Moral Minority
犯罪を正しく恐れるために
... 続きを読む
投稿日: 2008/7/31 投稿者: モチヅキ
安全神話崩壊(実はウソ)の裏で、排除は進んでいないか
この本の内容... 続きを読む
投稿日: 2007/12/25 投稿者: 清高
犯罪報道が歪んでいるだけではないのかもしれない。
... 続きを読む
投稿日: 2007/12/4 投稿者: とある大学生
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