本編の映像に関しては、まあ、こんなもんかなと。
個人的には、LD版の方が発色も良いし高画質だとは思うけど、クリア過ぎて、作品世界の空気感とはちぐはぐな印象を与えてしまうのに対し、こちらの方は、世界感に相応の色調、画質だと思います。
こういった問題は、リスナーの使用するモニターやハード、それから個人の好み等で違うものなので、一概には言えないものです。
特典ディスクに関して。
印象としては、ほぼ全編、リメイク版の宣材集という感じで残念でした。
検証!にしてみてもオリジナル版に関して、もっと突っ込んだものが聞きたかった。
そもそも、角川春樹のインタビューが無いのは片手落ちでしょう。
そもそも彼の存在無くしては、犬神家の一族は語れないはず。というか、この映画そのものが存在しないはず。
何故、数ある横溝作品の中から犬神家の一族を選んだのか?
何故、市川崑監督だったのか?
何故、音楽に大野雄二を起用したのか?
おそらく、この映画に対する角川春樹自身の思い入れは誰より強いはず。
彼から語られるべき事は、山のようにあるはずなのに、この特典ディスクには見事なくらい、彼の存在は語られない。
一瀬隆重のインタビューなんかいらないよ。
コレクターズエディションと言うんだったら、いろいろな大人の事情をクリアにして、角川春樹を登場させて欲しかった。
なにせ、角川春樹事務所第一回作品なのだから。