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犬婿入り (講談社文庫)
 
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犬婿入り (講談社文庫) [文庫]

多和田 葉子
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

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第108回(平成4年度下半期) 芥川賞受賞

出版社/著者からの内容紹介

多摩川べりのありふれた町の学習塾は“キタナラ塾”の愛称で子供たちに人気だ。北村みつこ先生が「犬婿入り」の話をしていたら本当に〈犬男〉の太郎さんが押しかけてきて奇妙な2人の生活が始まった。都市の中に隠された民話的世界を新しい視点でとらえた芥川賞受賞の表題作と「ペルソナ」の2編を収録。


登録情報

  • 文庫: 148ページ
  • 出版社: 講談社 (1998/10/15)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062639106
  • ISBN-13: 978-4062639101
  • 発売日: 1998/10/15
  • 商品の寸法: 14.6 x 10.8 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 44,317位 (本のベストセラーを見る)
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23 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
緻密な構成 2003/5/16
形式:文庫
非常に緻密に作られた物語。大事に大事に読まなければ、という気にさせられる。私自身は「ペルソナ」で語られている疎外感、違和感の方が共感を持てる。
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ミーミルの泉 トップ1000レビュアー
形式:文庫
『犬婿入り』です。芥川賞受賞の表題作と『ペルソナ』を収録する作品集です。
作者の文章は、基本的に「、」で次々と繋いでいて、「。」で終わるまでが長いです。読んでいると、息継ぎのタイミングが掴みにくく、ちょっと疲れちゃうかも。
長い文章なので、どっちかというと緩い雰囲気が漂うような気もするのですが、内容はといいますと……
犬婿入りはファンタジーですよね。キタナラ塾の汚い描写が徹底していてそこに凄味があったように思うのですが、民話というものは現実から即して生まれたものであり、であるからには民話のようなシチュエーションが現代都市生活の中でも起こるのかも、ということを考えると、最後の消えてしまう結末に至るまで、難解ながらも「太郎の正体は?」などといった謎を孕みながら興味深く読めるのではないでしょうか。
ペルソナは、ドイツに留学している女性が周りの人との付き合いの中で、言葉の違いやら何やらもあって自由な自己表現を模索するという話。ニセモノのお面を被った時に初めて、本当の自分を出せるという結末にいたるまでの紆余曲折の物語です。
このレビューは参考になりましたか?
10 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By イッパツマン トップ500レビュアー
形式:文庫
 「ペルソナ」はステレオ・タイプな「日本」批評である。(「顔の無い日本人」云々、「千と千尋」の頃の宮崎駿がよく言ってたようなアレ。)よって、余り感心しなかった。

 「犬婿入り」は世界中にある異類婚姻譚の民話を多摩郊外の団地で展開してみせた作品。出てくる男達は、どことなく同性愛的共同体の一員という感じでマトモな台詞もない。女達も謎に包まれた自由人っぽい主人公以外は、狭い世界に生きる団地妻達である。ラストの突拍子の無さや長々とした文体は、なんか中世の物語集を彷彿とさせる。。。このように、ナンセンスなこのストーリーの味わいを色々と解析していく楽しみというのもあるのかもしれないが、何か頭で考え過ぎちゃったようなこの小説に僕は最後まで入っていけなかった。読んだものの「分かんないな、こりゃ」と思っちゃった読者もかなりいると思われる。(実際、芥川賞受賞時の選者評も大江健三郎以外はみんな困惑している。)

 頭の良い作家さんだとは思うんですけどね。
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