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犬を殺すのは誰か ペット流通の闇
 
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犬を殺すのは誰か ペット流通の闇 [単行本]

太田 匡彦
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
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犬を殺すのは誰か ペット流通の闇 + 犬たちをおくる日―この命、灰になるために生まれてきたんじゃない (ノンフィクション 知られざる世界)
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商品の説明

内容紹介

年間約8万匹の捨て犬が殺処分されている。その背景には、オークションを中心とする日本独特のペット流通がある。「売り時」を逃した犬を処分する業者と、ゴミのように回収する行政。アエラ記者が「命の衝動買い」のツケを告発する。

登録情報

  • 単行本: 176ページ
  • 出版社: 朝日新聞出版 (2010/9/17)
  • ISBN-10: 4022507918
  • ISBN-13: 978-4022507914
  • 発売日: 2010/9/17
  • 商品の寸法: 18.6 x 13 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
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47 人中、44人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
ただ漠然といつかペットとして犬を飼いたいと考えていました。

犬の「入手方法」にも様々あると聞き、その中でも保健所に保護された犬の里親になればお金がかからない、ただそれだけの理由で情報収集し始めたところ、野良犬、捨て犬の殺処分という現実にぶち当たりました。

それから、当初の希望であった犬を飼うということよりも、現在の日本の動物流通の問題に関心が移り、詳しい方から本書をご紹介いただきました。

読み始めてすぐの数々のエピソードや各種データをみて、暗澹たる気持ちになりましたが、それで落ち込むだけではなくこの本との出会いをきっかけに自分でも何かしようという勇気が湧いて来ました。

人間と犬、動物との平和な共生を目指して、道のりは遠いですが自分のできることをやって行きたいと思わせてくれる良書です。
このレビューは参考になりましたか?
16 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By mfhty トップ500レビュアー VINE™ メンバー
 比較的大きな字で、本文150ページの短めの本です。
 最初の100ページは、日本の犬たちの悲惨としか言いようのない現状について、次の25ページは動物愛護先進国ドイツのレポート、そしてその後の部分は動物愛護法の改正について記述されています。
 どの部分も貴重なレポートなのですが、特に最初の100ページは「こんなことが許されていいのか」と、犬を飼っていない私でさえ本当に暗澹とした気分になりました。

 特に、1日ごとに壁が動き、ガス室に近づいていき、1週間後には殺されてしまう収容施設の実態には涙がでそうになりました。
 また、売れなくなった犬をゴミのように捨ててしまうペットショップの実態や、モノのように安直に犬を購入し自治体の「犬捨て日」に捨ててしまう飼い主の無責任さにはあきれてしまいます。この人たちには、命の大切さということがわからないのでしょうか。
 こんなひどい業者や飼い主が犬を捨てるために、本来、動物の命を救う志をもって獣医師になった人たちが、犬を殺す役割を担わされていることにも大きな憤りを感じました。

 自治体がもっと積極的にひどい現状を住民に伝える必要がありますが、私たち住民の方も、まず、こんな問題があるということを1人でも多くの人が知ることが大事と思います。知れば、こんなにも安易に犬を買ってしまったり、無慈悲に犬を捨てたりできなくなると思います。
 少なくとも、犬を買う人、飼う人は必読の本と思います。
このレビューは参考になりましたか?
42 人中、35人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
08年〜10年にかけてAERAに連載された記事を加筆した(一部削除したところもある)のが本書です。

“管理センターで殺処分される犬の25%は、業者が持ち込んだ犬だ。”
今年1月に出版されたフリーペーパー「ワン・ブランド」で、太田記者はこう言っています。
太田記者が本書でも主張しているように、流通システムを変えない限り、犬は殺され続けます。

それでは流通システムはどのように変えられるべきなのでしょう?

【高評価できる点】
各自治体へのアンケート調査によって、初めて「犬種ごとの殺処分数」が明らかにされました。
保健所に飼い主が犬を持ち込む理由も、はっきりと数値化されました。
また、これまで闇に包まれていた犬のオークション(競り市)の実相も見えてきました。
これらがデータ化できたのは、朝日のブランド力の賜物といえますが、
太田記者の執念なくしては成し得なかったことです。
ここまでなら、★5つです。

【低評価せざるを得ない点】
本書の中では、イオンの子会社のペットショップが、管理センターに持ち込まれた犬を引き出して、
ショップ店頭で“里親募集”をしていることを無批判に紹介しています。
このような行為は肯定されるべきものではありません。
なぜなら、その隣では幼齢犬が展示販売されてるから。
この子犬たちは、生後40日以前で親元から引き離され、競りにかけられて、このショップに来た子犬です。
こうした商売は、ペットビジネスに「動物愛護」を巧妙に利用しているという批判を免れることはできないはずです。
このような行為をもし是とするなら、“ずる賢い偽善商法”に免罪符を与えてしまうことになるのではないでしょうか。
この点に対して、マイナス☆3つ。

太田氏自身も書いているように、早すぎる親兄弟との別れは、後の社会化を困難にするのです。
結局は、ネグレクトを生んだり、飼育放棄へとつながりやすくなるのです。

とはいうものの、犬の流通システムはどう変わるべきか、
本書が、そのことを真摯に考えるひとつの材料を提供したことは間違いありません。
これでプラス★1つ。
ということで、総合評価は★3つ。

*殺されていく犬を減らしたいと願っている人へ。

日本の犬ビジネスの問題点と解決策について、行動学や生態学の視点を踏まえて、より深く考え、行動することが求められています。
先頃、光文社新書から出版された『 犬は「しつけ」でバカになる―動物行動学・認知科学から考える 』(堀明)は、必読の一冊かと思います。
また、ドイツの犬事情を報告した『 ドイツの犬はなぜ吠えない? 』(福田直子)も、参考書になることでしょう。
本書と併読されることで、視野が広がると思います。
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