皆さんが書いているように、SMではない。
轡田が倖生に求めたのは躰ではなくて、飼い犬になること。
でも、躰の関係より危険で甘く優しい関係に引き込まれました。
愛情に飢えて育ったユキ(倖生)の空虚感・諦め・渇望。
ユキが轡田の飼い犬になることに対しての始めの嫌悪感・反発。そして戸惑いが生まれ、
だんだんと飼い犬になること、飼い犬でいることへの安心感・幸福を感じ始める。
轡田に優しくされたい、彼だけの犬でいたいという欲求が強くなり依存していく過程が
切なく克明に描かれていてどんどん引き込まれます。
一方、愛する人を次々に失った過去から、愛する者を独占し束縛しなければいられない轡田の想いも切ない。
何度読んでも面白い。昨日また読んでそう思ったのでレビュー書いてみました。