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犬はいつも足元にいて [単行本]

大森兄弟
5つ星のうち 2.3  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

商品の説明

第46回(2009年) 文藝賞受賞

内容紹介

茂みの奥の広場――そこで犬が穴を掘ると、得体のしれない肉が、必ず出てくるのだ……中学生の僕が見た、「肉」の正体とは? 兄+弟による驚くべき完全共作! 第46回文藝賞受賞作。

登録情報

  • 単行本: 146ページ
  • 出版社: 河出書房新社 (2009/11/7)
  • ISBN-10: 4309019463
  • ISBN-13: 978-4309019468
  • 発売日: 2009/11/7
  • 商品の寸法: 19.2 x 12.8 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 2.3  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 528,596位 (本のベストセラーを見る)
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
幼い主人公を取り巻く世界はおかしなことばかり。喧嘩ばかりする両親に、怪しげな友だち、そして犬はいつも地面を掘り返している。そして掘り出された肉は腐臭を放っている…。シュールで悪夢のような世界なのに、どこかコミカル。なかなか良い雰囲気だけど、兄弟で執筆しているせいか同じような描写が繰り返されている場面があった。どこまで共同執筆したのかは分からないが、二人で一作の小説を書くのはいつか破綻するような気がしなくもない。万人に受けるような小説ではないので、個人的にはそんなに強く応援しようとは思わない。
このレビューは参考になりましたか?
28 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
文藝賞の価値 2009/12/20
形式:単行本
丁寧な文章でした。兄弟での共作ということでしたが、そうとは思えないほどまとまっていました。
しかしおもしろいかどうかは別。
一言で言ってしまうと「ありがち」。ストーリー展開も登場人物もまったく突き抜けたものがありません。
また全体を通して一貫したテーマが明確に伝わってこないため、読書後に何の感動も沸きません。
犬が謎の肉を掘り起こすというのも興味深い題材ですが、結局はそれを活かせていない。
作者は最近の若い世代の作品を多く読んでいるのでしょう、どこかすさんでいて虚しい空気が作品全体を取り巻いています。
それはそれでいいのですが、どうにも既存の作品をつぎはぎして作られたように思えます。
筆力か想像力、どちらかを養わないことには今後の作品に期待することはできません。
正直、この作品を文藝賞とするのは選考委員にも問題があるように思います。
文藝賞の価値を高く保つためにも、また作者のためにも、話題性に振り回されることなく選考していただきたく思います。
このレビューは参考になりましたか?
9 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 読む前は、タイトルや表紙から何かしら爽やかな作品なのかと思いましたが、中身はだいぶ違いました。登場人物は少ないですが、主人公をはじめ、毒をもった人たちが多く、驚きました。特に驚いたのが、犬に対する主人公の気持ちです。タイトルからしても、何かしら犬に愛着があるのかと思いきや、けっこう世話が面倒などとストレートな不満が多く、正直といえばそれまでなのですがどうもすっきりしませんでした。
 良かった点といえば、とりあえず、文章が丁寧です。かなり推敲された印象を受けます。頻出する比喩も、わかりにくいものは少なくて面白かったです。
 ただ、終盤からラストのところは正直がっかりでした。あれっ、これで終わり?というかんじでした。これも作者の狙いなのでしょうか。一番ラストも、なんだかよくわかりません。
 全体的には、丁寧で、うまい作品を書こう、という意図は感じられました。サダの母親や「ナンバーセブン」などは怪しい感じで印象的でしたし、戦争のときの話も面白いです。ただ、何かを伝えようというようなものはないのかな、とも思いました。逆に、日常など空っぽで、閉塞感ばかりなのであり、小説に作為などは不要で、そうすることで逆に本当の日常を表現できる、ということであれば成功なのでしょうか。ただ、明るい材料が少なすぎて、ぼくにはそのような作品を評価することはできませんでした...。
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