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犬は「びよ」と鳴いていた―日本語は擬音語・擬態語が面白い (光文社新書)
 
 

犬は「びよ」と鳴いていた―日本語は擬音語・擬態語が面白い (光文社新書) [新書]

山口 仲美
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 777 通常配送無料 詳細
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犬は「びよ」と鳴いていた―日本語は擬音語・擬態語が面白い (光文社新書) + オノマトペがあるから日本語は楽しい―擬音語・擬態語の豊かな世界 (平凡社新書)
合計価格: ¥ 1,533

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

「つるつる」「すべすべ」「ドンドコドン」日本語の名脇役たちの魅力と歴史と謎
「私が一番最初にひっかかったのは、平安時代の『大鏡』に出てくる犬の声です。「ひよ」って書いてある。頭注にも、「犬の声か」と記してあるだけなのです。雛じゃあるまいし、「ひよ」なんて犬が鳴くかって思う。でも、気になる。これが、私の擬音語・擬態語に興味をもったきっかけでした。」(本文より)
英語の3倍・1200種類にも及ぶという日本語の「名脇役」擬音語・擬態語の歴史と謎を、研究の第一人者が興味深く解き明かす。

内容(「BOOK」データベースより)

「私が一番最初にひっかかったのは、平安時代の『大鏡』に出てくる犬の声です。「ひよ」って書いてある。頭注にも、「犬の声か」と記してあるだけなのです。私たちは、犬の声は「わん」だとばかり思っていますから、「ひよ」と書かれていてもにわかには信じられない。雛じゃあるまいし、「ひよ」なんて犬が鳴くかって思う。でも、気になる。これが、私が擬音語・擬態語に興味をもったきっかけでした。」―英語の三倍・一二〇〇種類にも及ぶという日本語の「名脇役」擬音語・擬態語の歴史と謎を、研究の第一人者が興味深く解き明かす。

登録情報

  • 新書: 277ページ
  • 出版社: 光文社 (2002/08)
  • ISBN-10: 4334031560
  • ISBN-13: 978-4334031565
  • 発売日: 2002/08
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 46,463位 (本のベストセラーを見る)
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21 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
 英語と比較すると4倍もの数になるという、日本語における擬音語、擬態語。本書はあまりに卑近であるがゆえにこれまで研究の対象とはされてこなかったこれらのことばに焦点を当てようとするものです。

 擬音語・擬態語を探ることで、その時代の持つ雰囲気を感じ取ることができるのではないか、という第1部の分析も楽しいものです。しかし本書の真骨頂はまさに第2部の動物の鳴き声にこそあります。タイトルにもある「びよ」という犬の鳴き声。どうやら室町時代頃までは実際に犬は「びよ」と鳴いていた可能性があるといいます。犬が「わん」と鳴くようになるのは江戸時代から。ではこの違いはなぜ生まれたのか? 著者は人間と犬のつきあい方が変わったからだと考察していきます。非常に興味深いので詳しくは読んで下さい。

 他にも「つくつくほうし」の鳴き方がたどった歴史的変遷を見ていく最終章や、男女関係の機微さえも映した猫の鳴き声を文化史的に考察する章など知的好奇心をそそられる話題が次々と提示されます。源氏物語における擬態語に見る紫式部の天才という論点も見事です。研究として緻密でありながらも、くだけた文章でしかも読者を豊かな日本語の世界に誘う良書です。

このレビューは参考になりましたか?
29 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
おもしろい! 2002/8/25
形式:新書
作者が夢中になってしまった、その気持ちがわかる。
しょっぱなから、たくさんの擬態語・擬音語が出てくるが、
そのどれもが、身になじんだ、耳に楽しいものばかり。
その反面、『あーそうなんだ、知らなかった!』
思わず叫んでしまうおもしろい事実がいっぱい。

なかでも、源氏物語の紫式部のこまやかな擬態語の使いわけなどは、

「これは、ぜひ、国語の先生に聞いてみてやろう」
などとほくそえみたくなる楽しさに満ちています。
日本語のいろんな研究本などはやはり専門家にしかわからない面があると思うのですが、
この本は本当にただ日本語の『ネイティブ・スピーカー』であるというだけで、
日本語のおもしろさ楽しめる方法を教えてくれます。

古典嫌いの学生さん。
読んでみてください。おもしろいよ。
この作者の大学での講義も聴いてみたいです。

このレビューは参考になりましたか?
10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Olvido
形式:新書
いやあ、本当に楽しいですねえ。今も昔も擬音語・擬態語は日本語の豊かさや面白さを語るとき、忘れてはならないもののひとつだ。現代も新しい擬音語・擬態語が次々生まれている一方、時代の必然で消えていく擬音語・擬態語も多くある。ガタピシ、カランコロンといった擬音語は、その発信元が消えつつある今、過去の擬音語となりつつある。古の擬音語・擬態語を掘り起こしてみるのもとても楽しい。しうしう、タソタソ、ハタハタ、しほほ・・。「イガイガ」が赤ちゃんの泣き声だったり、ツブツブは鯰を切る音だったり、馬が水の中を進む様子だったり、または「余すところなく語る様」だったり。「ユブユブ」は体がブヨブヨと腫れる様を表していたそうだ。
一方で今昔物語の昔から今に至るまで使われて続けている表現も多くある。きらきら、くるくる、ほろほろ、などなど。
そういえば、最近読んだ内田百'閨u冥土」所収「鳥」の中でも、宿屋に泊まった主人公が、遠くで犬が「びょうびょう」と鳴くのを耳にするシーンがあった。今では犬が遠吠えするような夜のしじまというものがあまりなくなってしまったので、いつの間にか「びょう」という表現も忘れられてしまったのかもしれない。
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