『暗闇にノーサイド』、『ブロードウェイの戦車』、『海から来たサムライ』を書いたコンビが25年ぶりに書いた合作ということで、読んでみた。
25年前は、冒険小説やハードボイルド小説、全盛期のころで、私もよく読んでいた。その後、矢作俊彦は路線変更ということで、ミステリから離れて行ったが、たまに読んでいた。
久しぶりに読んだこの作品は、正統的な犯罪小説。帯にはあのリチャード・スタークの「悪党パーカー」シリーズにオマージュを捧げる作品という記述があるが、うーん、そこまではいってないかな。
沖縄のヤクザ間の抗争、銃やクスリの密売、悪徳警官や米軍といった舞台仕立てはなかなかなもんなんだけど、どうもストーリーにも乗れず、登場人物にも感情移入できず、自分にとっては何か欲求不満が募る作品だった。
25年前ならともかく、ちょっと古いかな。でもコンビ復活は、素直に祝いたい。今後も出してくれるといいけど。