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犬なら普通のこと (ハヤカワ文庫JA)
 
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犬なら普通のこと (ハヤカワ文庫JA) [文庫]

矢作 俊彦 , 司城 志朗
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

「誰一人共感できる登場人物が出てこないのに、最後は全員の痛みに身体が反応してしまった。」――内田 樹(思想家・武道家)推薦! 暑熱の沖縄。ドブを這い回る犬のような人生。もう沢山だ――ヤクザのヨシミは、組で現金約2億円の大取引があると知り、強奪計画を練る。金を奪ってこの島を出てやるのだ。だが襲撃の夜、ヨシミの放った弾は思いがけない人物の胸を貫く。それは、そこにいるはずのない組長だった。犯人探しと後釜争いに組は騒然とし、警察や米軍までが入り乱れる。次々と起こる不測の事態をヨシミは乗り切れるのか? 血と暴力の犯罪寓話。

内容(「BOOK」データベースより)

暑熱の沖縄。ドブを這い回る犬のような人生。もう沢山だ―ヤクザのヨシミは、組で現金約2億円の大取引があると知り、強奪計画を練る。金を奪ってこの島を出てやるのだ。だが襲撃の夜、ヨシミの放った弾は思いがけない人物の胸を貫く。それは、そこにいるはずのない組長だった。犯人探しと後釜争いに組は騒然とし、警察や米軍までが入り乱れる。次々と起こる不測の事態をヨシミは乗り切れるのか?血と暴力の犯罪寓話。

登録情報

  • 文庫: 400ページ
  • 出版社: 早川書房 (2012/1/25)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4150310548
  • ISBN-13: 978-4150310547
  • 発売日: 2012/1/25
  • 商品の寸法: 15.8 x 10.8 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
沖縄ノワール 2009/11/29
By カスタマー VINE™ メンバー
形式:単行本|Amazonが確認した購入
沖縄を舞台に、うだつのあがらないヤクザが一攫千金を狙って勝負に出るが、計画は頓挫し、更なる混沌を招いていく、と言う話。アメリカ軍(ヤンキーマフィア)や公安警察も入り乱れ、ドラマは目まぐるしくラストに向かっていく。途中ダレる部分もあったと思うが、最後の壮絶な戦いがそれを打ち消す。沖縄を舞台にしたノワール小説で、この作家の本は初めて読んだが面白かった。銃の仕掛け等の描写も興味深かったし、アクション小説が好きならお勧めの作品。
このレビューは参考になりましたか?
6 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By hamachobi トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
『暗闇にノーサイド』、『ブロードウェイの戦車』、『海から来たサムライ』を書いたコンビが25年ぶりに書いた合作ということで、読んでみた。

25年前は、冒険小説やハードボイルド小説、全盛期のころで、私もよく読んでいた。その後、矢作俊彦は路線変更ということで、ミステリから離れて行ったが、たまに読んでいた。

久しぶりに読んだこの作品は、正統的な犯罪小説。帯にはあのリチャード・スタークの「悪党パーカー」シリーズにオマージュを捧げる作品という記述があるが、うーん、そこまではいってないかな。

沖縄のヤクザ間の抗争、銃やクスリの密売、悪徳警官や米軍といった舞台仕立てはなかなかなもんなんだけど、どうもストーリーにも乗れず、登場人物にも感情移入できず、自分にとっては何か欲求不満が募る作品だった。

25年前ならともかく、ちょっと古いかな。でもコンビ復活は、素直に祝いたい。今後も出してくれるといいけど。
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形式:文庫
矢作・司城コンビだと矢作単独作品より舞台設定のスケールが大きく、アクションも多い、というのがこれまでの印象。今回の舞台は沖縄に限定されていて、その分、以前の作品より人物描写が細やかな気がする(、って、以前の作品のこと、あんまり覚えてないんだけど)。
例えば主要登場人物の名前。「ヨシミ」「彬」「森」「早枝子」、それぞれに曰くがあり、それがメインストーリーに挿入されることで、彼らが追い込まれる/突き進む心理にリアリティが出てくる。

本作を読んでいる期間にナンの意図もなく、たけしの映画「アウトレイジ」をDVDで見た。こちらもヤクザ同士の話で、追い込まれ/突き進み感も似たようなところがあるんだけど、登場する個々人の背景描写はなく、たけし独特のちょっとした“間”以外は息つく暇もない。そういう意味では本作は「ロマンチストなのかな?司城は」といったシーンがいくつかあって、ホッとする。ま、このへん、「ぬるいな」と思う人もいるかもしれないが、それは好き好きの範疇であって作品のテンポには影響していないように思う。

矢作ファンの延長線上で合作も読んでいる、というのが正直なところだけど、矢作作品は主人公を軸に話が進むので、本作のような複数の登場人物の視点で物語が進むというのはとても楽しめた。本作の後も合作が出ているようなので早期文庫化を切に望んでいる。
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