阪神大地震の災害で、被災したペット達と救おうとしていた人たち、その人たちをサポートした人たち、そしてARKの人たちの情熱が読みながら伝わってきました。そして、動物愛護に努力をしている著者について書かれている、二部構成の本です。
災害直後では、ペット達も強いショックを受けてパニックになり家族から離れてしまい迷子になったり、たとえ一緒に居ても、ペットは家族と同じで、被災者たちと一緒に避難しても宿泊にも大きな壁があったりと、災害が起こった時点から色々と降りかかってきます。その後の復興の時期でも、騒音や環境の変化から人間だけではなく、動物たちにもストレスが降りかかってしまう事も知りました。まさに、大変なことなのです。
そんな中、被災した動物を救う莫大な基金は全国から集まったすべて個人からの寄付であったが、三田にあった施設(一年で閉鎖したそうだ)がこの基金を使ってしまい、残りは消えてしまった。行政に質問すると、「次の災害の為に保管しておく」とのことだと…。これって、寄付金を猫ばばしたことになるのかも?公務員のこんな考え方は、一般では受け入れられないのでは?それに、動物愛護と言う傘の下の闇組織の存在など、他に取り上げられていない事も。ボランティア・ビザがない事にも驚きです。国際化に伴い、行政も考えるべきです。
是非読んでみてください。異文化圏の人々からの色々な事が素直に提示されたものを考える事も、見方がひろくなって必要な事だと思います。