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投稿者: 白河夜舟 (詳しいプロフィールを表示) (東京都国立市) 淡々とした日記風の叙述でありながら、さりげないユーモアとペーソス、そしてドラマすら秘めた愉快な本である。著者は夫である武田泰淳と竹内好に連れ立ってソ連邦時代のロシア旅行に参加する。そこでこの二人の有名人が見せる人となりが興味を引くかもしれない。時は昭和44年(執筆は昭和53年)だから今から見ればおよそ30年の昔である。始まって間もない外国への観光旅行の実際はどうだったかも興味を引くだろう。インツーリストによって取り仕切られるロシア旅行はとりわけ不便だった。横浜から船でナホトカへ、ナホトカからハバロフスクまでは鉄道、そこからは空路でイルクーツク、次いでウズベキスタン、グルジアの諸都市をへてヤルタ... 続きを読む |
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