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犬があなたをこう変える (文春文庫)
 
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犬があなたをこう変える (文春文庫) [文庫]

スタンレー コレン , Stanley Coren , 木村 博江
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

犬はどのように人間社会に溶け込み影響を与えてきたのか―犬が作りかえられてきた歴史をはじめ、国王や大統領を支えた犬、宇宙に飛んだ犬、戦場の犬、癌を退治する犬、心の病を癒す犬、命がけで人を救う犬など、犬と人との絆に纒わる感動的なエピソードを紹介。災害時の備え等、役立つ情報も満載の、犬博士コレン先生の集大成。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

コレン,スタンレー
カナダ、ブリティッシュコロンビア大学の心理学教授で、専門書を数々出版。かたわら犬の専門家として知られ、服従訓練クラブのインストラクターも務める。犬に関する著作も多く、「犬の世界のドリトル先生」のような存在。ヴァンクーヴァー在住

木村 博江
国際基督教大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 314ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2011/10/7)
  • ISBN-10: 4167651785
  • ISBN-13: 978-4167651787
  • 発売日: 2011/10/7
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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 私が最初に興味を引かれたのは,本書の第2話「ネアンデルタール人はなぜ滅びたのか」(29-38頁)でした。
 本書を読むに先立って,私は,2012年1月29日(日)の午後9時から45分間放映されたNHKスペシャル「ヒューマン なぜ人間になれたのか 第2集 グレートジャーニーの果てに」を見ていました。
 その放送では,人類と同等の頭脳を持ち,人類よりも「屈強な体を持ち,狩りの名手だったネアンデルタール人との間で,人類の祖先たちは生存競争を強いられた。身体的に圧倒的な不利な状況を優位に導いたのが,投擲具という人類最古の飛び道具だ。離れた位置から獲物を倒す技術が狩猟方法を革新し,ネアンデルタール人を駆逐していく。」というように,ネアンデルタール人と人類との生存競争の勝敗を決したのは,「飛び道具」だったとの解説がなされていました(NHKスペシャル取材班『ヒューマン なぜヒトは人間になれたのか』角川書店(2012)141-142頁)。
 しかし,本書は,それだけでなく,ネアンデルタール人が滅びたのは,人類がイヌを味方につけたからだとしています。
 その理由については,遺伝子構造のメカニズムを含めて本書に詳しい説明がありますので,それを読んでいただくほかありませんが,イヌを味方につけた人類は,「絶えず警戒する必要がなくなったため,ゆっくりと眠ることができ,健康状態も知的能力も向上した」(34頁)という下りは,説得力があります。
 もっとも,28話(犬と一緒に寝るときの心得)では,イヌとベッドを一緒にしたために,かえって睡眠を妨げられ,注意力の減退によって死を招くおそれがあるとの話も紹介されていますので,注意が必要です(284−287頁)。
***
 本書では,イヌは,人間に危険を警告し,危害から守ってくれるという考え方がすべての物語の背景に貫かれています。
 第3話では,エジプトの「呪われた王子」がイヌの吠え声,鋭い聴覚と嗅覚とに救われますし,第4話では,聖人の病気をイヌが癒しています。
 イヌが犯罪捜査に使われていること(8話)や,災害救助で大活躍すること(20話)はよく知られていますが,最近では,イヌとの生活がアレルギー症状を予防したり(26話),心の病を癒したり(27話),がんを発見するのにも役立っていることが紹介されています(29話)。
***
 このように,本書には,大人にとっても,感動的で楽しめる話が満載です。特に,一人暮らしの人や,「婚活」にいそしむ人には,11話(冗談が好きな犬たち),特に,30話(命を超えた絆)がお薦めです。
 そればかりでなく,本書は,楽しい物語と科学的な説明とがうまく解け合うように構成されているので,こどもたちに本書を読み聞かせてあげると,きっと大喜びしてもらえると思います。
 たとえば,「ちょっと怖い話」をしてほしいというときは,3話(ファラオに愛された犬たち),22話(犬の親権を争う人びと),25話(戦場の犬たち)がお薦めですし,「ロマンチックな話をして欲しい」というときには,14話(何にもまさる犬の愛情),21話(仏陀の犬)がお薦めです。
 そのほかに,科学的知識に裏づけられた,ためになるお話が目白押しです。本書を子どもたちの求めに応じて,読み聞かせてあげると,気に入ったお話は何度でもアンコールが入るので,半年くらいは,話のネタに困ることがないと思います。
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 心暖まる,しかも,科学的知識に裏づけられた話のネタを探している人に薦めたい本です。
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中を開いて拍子抜けした。 なぜなら、これまで日本に紹介されているスタンレー・コレンの著作といえば、行動学的な展開で紙幅をとってきた筈だが、本作はかなりあっさりとしたエッセイふうの読み物となっているからだ。
コレン先生お得意の、犬の生態の話は控えめ。ほぼ全編にわたって<犬と人の関係 > に焦点があてられている。 また、タイトルから思い描くような「自己啓発本」では、全くない。

文藝春秋がネット上に「立ち読み」コーナーを設けており、そこで冒頭数ページを読むことができる。関心を持った向きは、【文藝春秋 立ち読み 犬があなたをこう変える(スタンレー・コレン)】で検索してみるといいだろう(※期間限定だと思うが)。

評者が最も惹かれたのは、【犯人さがしに協力する犬たち】と【犬と猫は同じ屋根の下で暮らせるか】の2つの章。

まず、【犯人さがし〜】。人間なら面通しで協力することがあるが、犬はにおいで見分けるわけである。そこで紹介されているのが、近年行なわれている犯罪捜査に協力するブラッドハウンドの「におい通し」。(詳細は読んでいただきたいので、「におい通し」の中身については、ここでは伏せます。)
この「におい通し」は、ぜひ日本でも活用してほしいと思った。犬が高いパーセンテージで真犯人を突き止める、ということを広く世間に周知すれば、犯罪抑止力にもなることだろう。

【犬と猫は〜】では、犬と猫がお互いに、しっぽ動きなどからボティーランゲージを読み違えることが解説され、ほほえましいエピソードが添えられている。ネタ自体は、『犬語の話し方』の焼き直しだが、末尾の「犬と猫が仲良く一緒に暮らせるなら、人間の男女だって仲良くなれないはずがない」という問いかけには、溜飲が下がる思いがした。

本書は雑誌に連載されていた作品という性格上、各章が短い。あくまでもスタンレー・コレンのセカンド・ラインともいうべき軽めの読み物だが、ちょっとした仕事の空き時間や電車の中、睡眠前のひとときに繰る、犬の本としては秀逸といえるかもしれない。
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いろいろ犬の事が知りたくて(分からないことが多いのです)、たくさんの本を買って格闘しましたが、この本が一番納得しました。犬に対する愛情も本物とかんじましたし、そういった著者の書いたものという感じがよくつたわってきましたので、信頼できます。やはり本物は違います。他が偽というわけでは無いのですが、今一な感じはのこるのが多かったです。これは頼まれなくてもレビューを書きたい!ってくらいでした。枕元において時折読み返してます。
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