「ジャックと悪魔の国」は本邦では知る人ぞ知るTV公開作だったので、初見時にはRH御大とは一味違ったイマジネーションに酔った。後に、ファミリー向けらしく音声を後付けしたミュージカル版リメイク(コマ落しや逆回転で口パクまで合わせてある!)が存在するのだが、それも原作を含めた本作の海外での人気の証だろうし、私もハリーハウゼンにないユーモラスな感覚のダンフォース流のファンである。TIMEGATEが実現しなかったのは、返す返すも残念。明らかにパクッている映画も幾つかあるしね。ダンフォースがRHより下手だなんて思ってるキミ、「恐竜時代」と「ドラゴドン」を見なさい!(ちょっと反則ですが)
「おかしな石器人」も劇場で唸った、というよりも友人と腹を抱えた一本。D・アレンも決して恵まれていたとは云い難い作家の一人だが、これは掛け値なしに楽しめる作品。特に子供には時代を超えて支持されるのではなかろうか。案外コメディとモデルアニメって失敗が多いように思います。
「ロボジョックス」ああ、とうとう巨大ロボット物までやられてしまった・・・と、当時は思ったものです。幸か不幸か全くウケませんでしたが(笑)。画面の隅々まで照明の状態を管理(レタッチ)できる現在でも、自然光で撮られたアニメーションの素晴しさは全く色褪せていません。SFX映像のリアルな巨大感というものを考えるとき、決して外す事の出来ない一作ですし、CGIの功罪という今ドキの問題にも大いに示唆があると言えるでしょう。そうか、ミカヅキって何か既視感と思ったけど・・・。
POKOYOやT・バートン関連の作品のチャレンジを観る度、3Dアニメーションにとって この四半世紀というのは激動の時代だったのだという思いがします。同時に明確なヴィジョンとテクニックを持った作品は それに耐え得るのだという事、それこそがこのセレクトの意味でしょう。特典の数々は 今ではDVD発売時には有りがちかも知れませんが、それでも叔父さんは買ってしまったぞ(笑)。中古の値段もこなれてきたので入手し易くなりました。