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特捜神話の終焉
 
 

特捜神話の終焉 [単行本]

郷原 信郎
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

知られざる検察の世界を語り尽す!! 元検事・郷原信郎と堀江貴文、細野祐二、佐藤優が対談!! ライブドア事件、キャッツ事件、外務省背任事件の真相から、小沢一郎・陸山会の政治資金事件、2000年代特捜検察の惨状、政権vs検察まで、検察の正体を撃つ―― くすぶり続ける検察問題を読み解く決定版!! ●対談ゲスト 堀江貴文(元ライブドア社長)/2006年、ライブドア事件で東京地検特捜部に逮捕。誤解され続ける事件の真相を解明する(現在、最高裁で係争中)。 細野祐二(公認会計士)/2004年、キャッツ事件に関連して東京地検特捜部に逮捕。2010年、最高裁で上告棄却、有罪判決が確定。 佐藤優(作家・元外務省主任分析官)/2002年、外務省背任事件で東京地検特捜部に逮捕。2009年、最高裁で上告棄却、有罪判決が確定。

内容(「BOOK」データベースより)

被告人・元被告人と元検事が語り尽す知られざる検察の世界。ライブドア事件、キャッツ事件、外務省背任事件の真相から、小沢一郎・陸山会の政治資金事件、政権VS検察、2000年代特捜検察の惨状まで、検察の正体を撃つ対談集―。

登録情報

  • 単行本: 304ページ
  • 出版社: 飛鳥新社; 四六版 (2010/7/22)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4864100314
  • ISBN-13: 978-4864100311
  • 発売日: 2010/7/22
  • 商品の寸法: 18.8 x 13.2 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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28 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By dream4ever VINE™ メンバー
特捜神話の終焉 郷原信郎 飛鳥新社 2010

元検事と元被告を経験した3人との対談
国策捜査という言葉を一般化した佐藤優さん、ライブドア事件の堀江さん、そ して個人的にはまったくしらなかったキャッツ事件で190日拘留された公認会計士の細野さん。
郷原さん自身は現在、ヤメ検なのだが検察とはまったく関係を持たずコンプライアンス関連の仕事(大学教授や講演等)をされている。
検察内部を知り尽くした人間と、検事らと長期間にわたり対峙した経験をもつ上記3人。
この3人の共通点はまず、自らが完全無罪だという確信を持っていることである。無罪という自信である。特に佐藤さんの場合には、すでに多くの著作がベストセラーになっているからご存じの方も多いと思うが、1年以上も拘留され、 その意思を示された。最終的には最高裁での上告棄却で有罪判決となるが多くの人たちは彼の実質無罪を肌で感じているだろう。細野さんの場合も対談の後 直ぐに上告棄却で執行猶予の有罪が確定した。
現在堀江さんは最高裁に上告中である。
3人の方々が感じているのは、初めにストーリーありきの逮捕だということだろう。筋書きが最初に作られ、その筋書き通りに犯罪者が出来上がっていく物語である。
検事という権力者はすべての法律を知っているように多くの人々は思うだろう、しかし昨今の経済犯罪という文脈においてはその基本的文法すら理解して いなり検事が少なからずいるようだ。
元被告の3人の現在の活躍を見ていると、ある意味、まだ日本の自由度は担保されているとは思うが、郷原さんが対談を終えて、のところで書かれている他の案件や人知れず 埋もれている裁判なんかで人生を台無しにしている方もいるのだろうか。権力という人間が作り出した枠組みは時に暴走するという事をすべての人は知って おくべきなのだろうと思った一冊である。 そして郷原さんは指摘する、検察は権力の側にあるのでなく公益の代表であるべきだと。
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31 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 仮面 VINE™ メンバー
 元東京地検特捜部検事と特捜に「お世話になった」3人の対談集。一読して、よくもまあ特捜検察は
無理筋に無理筋を重ねた捜査を性懲りもなく続けているなあ、と思う。3人に関しては事件も裁判も有名だから
いまだ記憶の隅に残ってはいるが、このほかにも福島知事、埼玉知事、厚労省局長事件等々、思い出せば地検特捜部の
「惨状」はここ数年急増している。本書に後半部に載っているので、そこを読んで欲しいが、ここを読んだだけでも
背筋は寒くなるし、腹は十分に立つ。

 これだけ社会、経済が複雑になってくれば、特捜がどんな犯罪でも処理するのは不可能だろう。本書の中で堀江氏も触れているが、
公取や証券監視委など各分野で専門の犯罪捜査組織を作っていかないと、適切な法運用ができなくなる、という意見に賛成である。
特捜を放置して国民の人権が脅かされ、適正な社会発展が阻害させれるなら、最終的にもっとも被害を受けるのはいうまでもなく国民なのである。
何でもかんでも検察に任せるのはもう終わりにしなければいけない。
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22 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By itv
 本書は東京地検特捜部に逮捕、起訴された<著名>な刑事被告人たちと、元特捜検事郷原信郎との対談を収録したものだ。
 冒頭で現行日本の刑事司法制度について概観し、その中で検察権の果たす強大な役割を説明する。検察官はいかなる犯罪についても捜査することができるという検察庁法の規定。どの犯罪について起訴すべきかの判断につき裁量権を与える起訴便宜主義(刑事訴訟法)。そして、検察官の面前で供述した調書の証拠能力につき<下駄>をはかせる刑事訴訟法上の伝聞例外規定。
 警察の捜査をチェックするのが検察の役割の一つだとするならば、検察独自捜査にはこのようなチェック機能がはたらかないことになる。そして、検察官調書の優位な位置づけ(裁判所のチェック機能も働いていない)。参考人や共犯者を「割る」ことでどんな事件も「有罪」にすることが可能なシステムが成立する。
 独自捜査も、検察官調書の優遇も、それ自体は必要な制度なのだろう。だが、裁判所やマスコミの健全なチェックが働かない場合には国民の人権に対する凶器と化すのである。
 各対談者の<犯した>とされる事件は複雑である。検察、被告双方の言い分が本書に図式化されているが、これを見てにわかに、はたしてこれが犯罪なのか、断定することは困難だ。だとすれば怖いことだ。逮捕時に流布される報道の洪水は、事案を極端に単純化していないか?検察権の行使=有力者の断罪=国民の喝采、といった流れはいい加減断ち切らなければならない。そこで、本書の役割は大きいと考える。
 なお、対談中各被告の言い分を一方的に郷原氏は聞いているわけではなく、それなりに被告の見解に違和感も表明したりしていて、その点がきちんと現れている点も評価に値する。
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