CSや地上波で何度か再放送されており、人気作品である「特捜」が初DVD化されるのは正直意外だった。508話+スペシャルと話数が多く、また不適切表現により放映を見送っている回もあることから、全話収録は難しいだろう。ただ、ベスト49(スペシャルが入っていることから50にはならない)のほとんどが概観できることが決定しており、このボックスの果たした功績は大きい。
人気投票や主役刑事別、放映年代を勘案し、収録話数が決定された。「なんでこの話が収録されてないんだあ!」という不満もあるかもしれない。それぞれの「ベスト特捜」があり、最大公約数になるのはやむをえないことだ。(「ローマ・パリ」以降、作品カラーが落ち着く81年度後半から82年度は「特捜」の真骨頂だと思うが、人気投票では皆無に等しかった)津上殉職、六法全書と大仰な話がある一方で、一円玉の詩!が選ばれるのは本企画ならではである。捜査員同志の対立が新鮮な「愛・弾丸・哀」とそのリメイク「哀・弾丸・愛」シリーズの見比べができるのは本ボックスでしかありえない。
本ボックスはまだ「特捜」歴が浅い人(たまたま「特捜」をテレビでみかけ、面白さにハマりかけている人)に特におすすめである。ファンが「これは面白い」と太鼓判をおした16話だからである。