第一巻は、たしか純粋に「エロ漫画集め」を目的に買ったと思う。陵辱調教モノというか。絵柄もタイトルもエロ漫画そのもの。エロ校医が女子高生や女教師を調教すべく狙う、という程度の話に思われた。ところが巻を進めるにつれ、この校医が実は人間「離れ」した何者かであるということ、カトリックに敵対する何かから力を得ていること、ある儀式の完成のために動いていることなどが分かってくる。
催眠術が何度も登場するが、説得力ある設定。また、舞台装置たるカトリックのミッションスクールにおいても、マリア崇敬や聖餐台など、丁寧な描写に事欠かない。神父/校医/悪魔に魂を売った者も、その来歴、動機付けなど、実に重厚な描写である。第4巻で完結したわけだが、結末もホラーやオカルトの約束を守る、ハッピーエンド/不安要素、の綺麗な終わり方をしていた。
残念ながらエロ漫画であるので、女性に勧めることが非常に難しい。エロ漫画としての性描写さえ平気であれば、かなり上質な、凝ったオカルトを愉しむことができる。