古代から近代までについては、知らなかったことばかりで勉強にはなったが、1910年あたりからは記述が簡略すぎて何が何だか分からない。
「制度的革命党」、「民主革命党」、「国民行動党」がどういう党で、何が違っているのか、従って現在のメキシコがどういう理念を持っているのかが、さっぱり分からない。最近の国際関係についても記述が全く不十分。
どう見ても尻切れトンボであり、「現代メキシコ」の章はぜひとも書き直していただきたい。
「はじめに」に突然マックス・ウェーバーなんかを引き合いに出しており、怪しいものだと思って読み始めたが、予想通り(?)大変読みにくい。ときどき文章の展開に飛躍があり、大変申し訳ないがはっきり言って文章が下手。
ただし、本書の良い点は、人名索引と事項索引がちゃんと付いていること。素人には大変ありがたい。