登録情報
|
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
12 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
国連加盟の道を選んだ「ヨーロッパの台風の目」,
By
レビュー対象商品: 物語 スイスの歴史―知恵ある孤高の小国 (中公新書) (新書)
山岳国家という特殊性もあるが、ローマ人の征服、ゲルマン人の侵入とフランク王国の成立、「神聖ローマ帝国」とハプスブルク家の台頭、宗教改革、三十年戦争とウェストファリア体制の確立(事実上のスイスの独立)、フランス革命とナポレオン戦争、ドイツとイタリア統一とビスマルク体制、第一次世界大戦、ナチス・ドイツの台頭、そして戦後の欧州連合実現の流れと、次々と嵐のように変化する欧州の枠組みのなかで、スイスの人たちはその時代の状況と周辺勢力との絶妙なバランス感覚で臨み、独立国家を発展させた。変遷する欧州の枠組みを台風にたとえるならば、スイスは言わば「台風の目」といったところであろう。スイスの孤高は欧州の激動と決して無関係ではない。そういう意味で「スイス」から欧州全体と将来を見る視座もあり得よう。そのスイスもついに国連加盟。欧州の孤高国は、世界の孤高国である道を選ばなかった。今後の国際貢献も注目されるスイス理解のために役立つ本。
26 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
その名の通りの本,
By はぜ - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 物語 スイスの歴史―知恵ある孤高の小国 (中公新書) (新書)
書名のとおり、スイスの歴史が、ローマ時代のカエサルの時代から現代の政治形態まで、網羅的に書かれています。1冊でスイスの歴史を勉強したいなら持って来いだと思います。 2000年あまりの歴史を1冊にまとめているため、詳細なことには触れられていませんが、スイス連邦の成り立ち、いかにして、永世中立国になったか、など、有史以来のスイスの生い立ちの概観が理解できました。また、これまでの私が学んだヨーロッパ史はフランスやイタリアなどの大国からの視点が、主なものだったため、新鮮な感覚を抱きました。
5つ星のうち 5.0
ハイジのハの字も無い超リアリスト国家,
By 偏執狂的読書暦 (東京都足立区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 物語 スイスの歴史―知恵ある孤高の小国 (中公新書) (新書)
スイスの歴史はヨーロッパの歴史そのものである。この国は大きな戦争で常に鍵を握っていた。スイスが永世中立国家と軍事国家と言う矛盾した複数のイメージを持つのも生き残っていくために複数のカードが必要だったからである。「スイスの中立と安全がそのまま全ヨーロッパの安全保障」という本書の言葉に同国の外交が濃縮されている。本書に描かれる歴史も同盟と戦争、衝突と妥協の連続である。国家の成立前からこのような交渉を延々と繰り返してきたのだからこの国が外交巧者になるのも必然である。また現在も続く国内政治におけるの各地方の鍔迫り合いも見所だ。スイスの特殊な意思決定制度が決断よりむしろ決定の先延ばしに威力を発揮している点が面白い。
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
最近のカスタマーレビュー |
|
|
|