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物語日本史(中) (講談社学術文庫 349)
 
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物語日本史(中) (講談社学術文庫 349) [文庫]

平泉 澄
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

平安の世に権勢並ぶものなき栄華を誇った藤原氏。その華やかな貴族文化も地方政治の乱れから次第に崩壊し、代わる新興武家勢力の両雄・源氏と平氏の宿命的な争いとなる。本巻では、保元・平治の乱に始まる源平の合戦から室町幕府の終末までを取りあげ、乱世における武家政治の不条理を描く。平清盛−源頼朝−足利尊氏と受け継がれた覇権は途絶え、応仁の乱をもって日本の中世は幕を閉じんとする。

著者紹介

1895年生。福井県出身。東京帝国大学文科大学国史学科卒業。1926年文学博士、同大助教授。欧州留学。35年教授。45年辞職。主著『中世に於ける精神生活』『我が歴史観』『国史学の骨髄』『万物流転』『芭蕉の俤』『山河あり』『父祖の足跡』『明治の源流』等。1984年2月18日没。


登録情報

  • 文庫: 254ページ
  • 出版社: 講談社 (1979/2/10)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4061583492
  • ISBN-13: 978-4061583498
  • 発売日: 1979/2/10
  • 商品の寸法: 14.4 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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9 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
 日本史を「サササササーッ…」っと総覧できる本だ。薄くて値段も安い。しかし質はかなりシッカリしている。取っ掛かりとして,一つの目安として読んでみるには打って付けだと思う。この本を読んで「これは正しい」とか「これはどうだろう?」と疑問を持つ事だけでもいい。他の本なら,難解な言い回しでやたら偏っていたり,欠けていたりする部分があるものだが,これは違う。「日本史というのはこういうものだよ。」と優しく分かるように書かれてある。とても親切な本だと思う。何より外国人に「自分の国の歴史も知らないのか?」と言われるのはイヤでしょう。
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9 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By koitch
上巻の理想的王政時代、下巻の王政維新と違い、中巻は戦乱の時代です。

藤原氏の全盛時代に始まり、室町時代で終わります。

よって登場する人物は、上巻のような天皇・皇族ではなく、八幡太郎義家や

判官九郎義経、北条時宗に楠木正成、新田義貞、名和長年ら武士が中心です。

ですので当然武士道がテーマとなってきますが、江戸時代の武士道と違い、

侍の荒々しさが目立ちますので、大和魂と言ったほうが正しいかもしれません。

皇国史観と呼ばれるだけあって、歴史を一貫せる精神が感じられますが、

平家物語や太平記など多くの古典を引用しつつ、生き生きと表現されていて、

決して作り物という感じではありません。硬くならずに物語として読みましょう。

本書最後のページの文章を借りれば、「この本は、それに親しんでいるうちに、

自然に日本の国柄、その本質、その制度、その精神が分かるものですから、

戦後衰弱の世においても、このような本が喜ばれれば、

やがて日本国中興の日を到来するを期待してよいでしょう」

建武の中興について詳しすぎるきらいがありますが、それは下巻の

明治維新についても言えます。皇国史観の皇国史観たる所以です。
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3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
上巻が宮廷における天皇と公家の内容なら、この中巻の内容は武士です。 全体的には様々な問題点などもあげられていて、よいです。 しかし、足利家をあんなに悪人に描かなくてもいいのではないか、とは思います。大楠公を讃える事には全く異存はありません。しかし、足利尊氏(この本では一貫して高氏)はそこまで悪人ではないと思います。平泉先生は正統である南朝を何事も善、正統ではない北朝は何事も悪という善悪二元論を以って論を展開されています。しかし、それでは平泉先生がよく展開される大東亜戦争は日本が絶対的な悪ではないとの論説と矛盾してはいまいかと思います。大東亜戦争における日本には様々な事情があったのと同様に、北朝方にも事情があるのです。都合のいいところでは自らの意見を通そうとし、悪くなると関係ないと言う。それでは説得力がなくなります。この点だけがこの本の難点です。その他は大変素晴らしい。ですから星4とします。
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