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物語チェコの歴史―森と高原と古城の国 (中公新書)
 
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物語チェコの歴史―森と高原と古城の国 (中公新書) [新書]

薩摩 秀登
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

九世紀のモラヴィア王国の誕生以来、歴史に名を現わすチェコ。栄華を誇った中世のチェコ王国は、そののち、ハプスブルク家に引き継がれ、さらに豊かな文化を生み出した。二十世紀に至って、近代的な共和国として生まれ変わったのち、第二次世界大戦後の共産化によって沈滞の時代を迎えるが、ビロード革命で再出発した。ロマンティックな景観の背後に刻印された歴史を、各時代を象徴する人物のエピソードを核に叙述する。

内容(「BOOK」データベースより)

九世紀のモラヴィア王国の誕生以来、歴史に名を現わすチェコ。栄華を誇った中世のチェコ王国は、そののち、ハプスブルク家に引き継がれ、さらに豊かな文化を生み出した。二十世紀に至って、近代的な共和国として生まれ変わったのち、第二次世界大戦後の共産化によって沈滞の時代を迎えるが、ビロード革命で再出発した。ロマンティックな景観の背後に刻印された歴史を、各時代を象徴する人物のエピソードを核に叙述する。

登録情報

  • 新書: 267ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (2006/03)
  • ISBN-10: 4121018389
  • ISBN-13: 978-4121018380
  • 発売日: 2006/03
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 0.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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形式:新書
 チェコという国、はっきり言って我が国ではちょっとマイナー視されがちです。小生にとっては、「チェコスロヴァキア」という名前が耳に馴染んでおり、「チェコ」だけでは何かどうしても落ち着きの悪さを感じてしまいます。

 他方、最近では、歴史の香る文化的観光地としてプラハが注目を集めているのだとか。確かに、この街は神聖ローマ帝国の首府として欧州の文化的中心にも位置付けられたこともある中欧屈指の名城です。とは言え、この国、この街は、いったいどんな過去を秘めているのでしょうか。

 さて、本書ですが、中公新書の物語各国史シリーズの一冊として、中世初期以来のチェコの歩みを平易に説明するものです。この国の歴史、民族構成の多様性や周辺諸国との込み入った間柄などにより、ことのほか複雑なものがあるようですが、本書では、皇帝カレル4世やフスなどチェコ史に大きな足跡をのこした人物や、19世紀末の内国博覧会開催をめぐる民族間の紛糾といった具体的な事件に着目することにより、一般読者が興味をもって読み進められるよう工夫されています。チェコ史には全く土地勘のない小生にとって、出てくる人名・地名は殆ど馴染みのないものばかりですが、こうした趣向とテンポの良い語り口のおかげで、楽しく読むことができました。

 チェコ史に造詣の深い向きには些か飽き足らないものがあるかも知れませんが、各国の歴史を「物語」として語るという本シリーズの趣旨に照らせば、本書は出色の出来栄えと言えるのではないでしょうか。また、チェコの歴史それ自体についてのみならず、広く中欧全体の歩みを概括的に理解していくという観点からも、然るべく参考になる本だと思います。
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形式:新書
 未だに「チェコ=スロバキア」だと思っている方でも安心して読めるチェコの歴史。
 東欧世界はいまいち馴染みが薄い印象がある。学校教育でチェコといえば、歴史や地理ではなく、音楽の時間にスメタナを知ったぐらいである。
 しかし、本書を読めば、チェコ・プラハが豊かな歴史を持つ、欧州の一大中心地のひとつであり、第一次世界大戦の前まではウィーンと並ぶ欧州世界の一方の極といえる存在であったことがわかる。
 冒頭では東ローマ帝国と辺境国チェコとの交流から始まり、中世のチェコ・プラハの発展の歴史が語られる。ドイツの神聖ローマ帝国の東端にあたる大国として皇帝ルドルフ1世との抗争やカール4世の時代のプラハの繁栄など、この国が欧州の中心であった時代のくだりは、チェコに対する認識を改めさせられる。
 もうひとつはフスに代表される宗教戦争の舞台であったこと。東方正教とカトリックの狭間の地であったことから、この国が文化・宗教においても、ひとつの拠点であったことがうかがえる。我々が知っている東欧の小国と古都プラハという落ち着いた、有る意味地味な印象は、ごく最近のイメージであると言える。
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By チャックモール トップ500レビュアー
形式:新書
「チェコの通史を追うのは複雑なので、人物・事件を元に歴史をたどっていく」という著者の切り口は十分、成功しているだろう(もちろん、「新書の読者向け」という意味だが)。

実際、編年的にチェコの歴史をたどろうとするとかなり複雑怪奇になってしまうと思われるが、人物・事件をたどることで、話に一本筋が通ることになり、読みやすく理解しやすい。

まぁ、それでもよくわからなくなるくらい、チェコ史(というより、当時の中欧の歴史)はわかりにくいのだが・・・。

プラハは最近、観光地として人気急上昇だが、本書を読んでから行くことで旅が楽しくなることは請け合い。
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