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物語タイの歴史―微笑みの国の真実 (中公新書 1913)
 
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物語タイの歴史―微笑みの国の真実 (中公新書 1913) [新書]

柿崎 一郎
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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登録情報

  • 新書: 310ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (2007/09)
  • ISBN-10: 412101913X
  • ISBN-13: 978-4121019134
  • 発売日: 2007/09
  • 商品の寸法: 17.2 x 11 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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23 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
「世渡り上手」な東南アジアの優等生という帯にひかれて読みました。たしかにフランス,イギリス,アメリカとうまくつきあって植民地化を免れたり第一次世界大戦の勝敗の帰趨がはっきりしてから参戦して戦勝国側についたとなかなか世渡り上手。東南アジアの厳しい状況のなか必死に国を運営しているタイの姿がよくわかる。しかも第二次世界大戦では連合国側に戦線布告をしておきながら,布告書の書名をわざと不備にしておいてあとであれは正式のものではないと逃げをうつあたりなかなかやります。

そもそもタイの歴史を新書サイズでコンパクトにまとめた類書はないのだからこの本の存在意味は大きいと思う。ビルマ(ミャンマー)との関係など現在のこの地域の政治状況を理解するためにも読む価値のある本でとても面白く読めた。アユッタヤー朝のタイから2006年のクーデターまで周辺国も含めたタイの歴史を一通り理解できる良書。
このレビューは参考になりましたか?
22 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By trinh
形式:新書
教科書的であることを敢えて目指したタイの通史で、著者の目論見通り良くも悪くも教科書的。副題は内容と関連してないので、ちょっと頂けないかな(著者が決められない場合もあるので、編集側の責任かも知れないけど)。

近代以降が2/3という構成は、著者の専門(近代史)と江湖の関心を考えれば妥当と言うべきでしょう。実際、前近代史はややアラがあるし、やっぱり近代史部分が面白い。

ある意味で国民国家史観が相対化されきってしまった現代日本の歴史学界にあって、日本や中国・西欧と違って高校世界史の教科書が叩き台にならない「国」の「通史」を書くのは、学問に忠実であろうとすればするほど、大変な仕事である。仲間内から叩かれるために書くようなもんかも知れない。それを覚悟の上で、「教科書的」を目指した勇気に敬意を表して☆4つ。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By モチヅキ VINE™ メンバー
形式:新書
 本書は中学以来タイに関わり続ける1971年生まれのタイ鉄道研究者が、2007年に刊行したタイの通史であり、国際関係史の重視と国民史の再検討を特色とする。第一に、タイ族は南下又は西進の結果、モン・クメール人の王朝が立地した現在のタイの地に大ムアンを形成した。第二に、スコータイ朝は初めて現在のタイ領をほぼ支配下に置いたマンダラ型国家であった。第三に、アユッタヤー朝はスコータイ朝を服属させ、位階田制を整備し中央集権化に努めたが、ビルマとの間で熾烈な攻防を繰り返した。第四に、アユッタヤーは港市としても繁栄し、日本人町も形成され、有能な外国人は官吏にも登用された。第五に、18世紀に成立したラッタナコーシン朝は、バンコクを都とし、ベトナムと勢力争いを繰り返した。第六に、18世紀には潮州系中国人商人の活動が活性化し、19世紀には農産品輸出が拡大した。第七に、19世紀には英仏による周辺諸国の植民地化という状況下で、ラッタナコーシン朝は不平等条約を強制され、王室独占貿易は崩壊し、領土も「割譲」された(1909年現領域が確定)。ラーマ5世は英仏の緩衝国として独立を維持するだけでなく、積極的に上からの近代化政策=チャクリー改革を推進し、鉄道による領域統合を進めた。第八に、1932年の立憲革命以後、タイでは頻繁に軍事クーデタが生じている。第九に、ピブーン首相が大タイ主義を掲げ、国名をシャムからタイに変え、第二次世界大戦では日本と不即不離の関係を保ちながら失地回復を目論んだ後、タイは自由タイへの協力、宣戦布告無効宣言、米国との協調により国際社会に復帰し、米輸出により復興した。この辺りに世渡り上手なタイの一面がよく現われている。第十に、タイは戦後親米開発独裁政権の下、外資導入型工業化を目指し、反共の地域協力機構ASEANを結成した。これらは成功の一方で徐々に格差是正・民主化運動を活発化させていった。
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最近のカスタマーレビュー
本当の民主主義ではないのは、日本と似ているかもしれません。
通史なのに比較的読みやすく、スコータイ朝、アユッタヤー朝、「王様と私」のタイ、世界大戦での"世渡り上手"、国王の調整/軍のクーデターの歴史がわかります。メコン経済... 続きを読む
投稿日: 3か月前 投稿者: Utah
世渡り上手の国-タイの歴史
周辺地域や世界史との関係を踏まえながら古代から現代に至るまでのタイの通史が整理されています。... 続きを読む
投稿日: 17か月前 投稿者: u77
なんてすっとぼけた国なんだろう
・・・と思いました。第2次世界大戦で日本と同盟して欧米に宣戦布告したのに、戦争が終わると「あれ、なしね」と取り消して、それを連合国に納得させてしまったのですから。... 続きを読む
投稿日: 23か月前 投稿者: ねっとてんぐ
クーデターと発展
クーデターと経済発展が両立する奇妙な国、タイ。著者は通史的なタイの歴史を目指したといっており、この謎に十分応えたとは言い難いが、それでも本書から学ぶことは多かった... 続きを読む
投稿日: 2010/3/1 投稿者: 偏執狂的読書暦
タイ社会とタイ人の理解を助けてくれる
現在の社会のひずみは、過去の史実によって生み出された、という当たり前のことを教えてくれました。... 続きを読む
投稿日: 2009/10/7 投稿者: 南の百太郎
ムエタイとトムヤムクンしか知らない人へ
タイ国の古代からの歴史経緯について、教科書レベルでよくまとめてある。
やはり外交と言う観点を重視しているのは好感。国家も国民も外交の中で... 続きを読む
投稿日: 2008/3/21 投稿者: 毒ギョウザ
タイを知るための参考に役立ちました
仕事でタイの行政担当者に会う際の参考にと、タイ行きの飛行機の中でいっきに読みました。確かにほかのレビューにあるように、「歴史書」としては、教科書的で、若干の物足り... 続きを読む
投稿日: 2008/3/1 投稿者: ちーさん
読んでいて飽きないタイの歴史
 意外に知っているようで知らないタイの歴史をわかりやすく、読みやすく教えてくれる一冊。古代から現代までの通史。... 続きを読む
投稿日: 2008/2/14 投稿者: ishilinguist
日本との意外な共通点に驚く
タイという国は日本にとって非常に身近であり、アユタヤと山田長政、チュラロンコーン大王、東南アジアで唯一の独立維持など、その歴史も断片的には耳に入ってきている。続きを読む
投稿日: 2007/10/11 投稿者: チャックモール
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