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物語アイルランドの歴史―欧州連合に賭ける“妖精の国” (中公新書)
 
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物語アイルランドの歴史―欧州連合に賭ける“妖精の国” (中公新書) [新書]

波多野 裕造
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

アイルランドは人口僅か350万余の小国ながら現在、世界各地に住むアイルランド系の人々は七千万を超すといわれる。現大統領メアリー・ロビンソン女史は就任演説で「七千万同胞の代表として」と抱負を語った。紀元前数世紀いらいの古いケルト文化と伝統を継承するこの国は、いま統合ヨーロッパの息吹の中で、新たな飛翔を試みている。本書は五千年に及ぶ民族の哀歓の歴史を跡づけ、北アイルランド問題の本質にも迫ろうとする。

登録情報

  • 新書: 282ページ
  • 出版社: 中央公論社 (1994/11/25)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4121012151
  • ISBN-13: 978-4121012159
  • 発売日: 1994/11/25
  • 商品の寸法: 17.2 x 11 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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By 簿記受験生 殿堂入りレビュアー
形式:新書
アイルランドについて広範な歴史知識を提供する好著。周知の通りこの国は歴史的に隣の政治大国イギリスの影響をまともに受けてきた。しかし「イングランド」から「大英帝国」へ発展する過程で従属した同じケルト系のスコットランド、ウェールズと異なり「北アイルランド問題」という宿題を抱えつつ、この民族は独立を勝ち取った。互いに切っても切れない腐れ縁のことを「唇と歯のような関係」という。まさにこの両国のためにある言葉である。イギリスの大国化の過程の認識なしに「アイルランドの悲劇」の理解もないし、イギリス最初の「植民地」であるアイルランドの認識なしに「大英帝国の栄光」の歴史の理解もない。従って本書はアイルランド入門書であるが、当然イギリス史の知識を前提とする。逆に言えば今までのイギリス史は、アイルランドを不当に軽視してきたのかもしれない。隣国イギリスを正確に知るためにも「アイルランド」という新たな視座を与える本書は役立つと思う。
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By zenji54 トップ1000レビュアー
形式:新書
著者は元駐アイルランド大使です。古代から現代まで、アイルランドの通史概論というところです。
絵図などの理解するための補助的な資料が少ないので文字のみを読んで内容を追わなくてはなりません。イギリスとスペイン・フランスとの戦争に加えてカトリック・プロテスタント・イギリス国教会の三つどもえの争いに民族間の対立が絡まって極めて複雑な歴史の様相がえがかれています。
しかしこうした複雑で込み入った歴史の襞を描き切って読者に納得させるのには新書という入れ物は小さすぎるのでしょう。読んでいて難解な部分が多く読み通すのに努力を要します。改めてイギリス史の本から読み直してみようと思います。例えばオリバークロムウェルはイングランドでは機関車になって走っているように英雄ですが、アイルランドのカトリックにとっては迫害主そのもののようです。そうした歴史的背景を知らないと、この本の行間を読めないということです。
このレビューは参考になりましたか?
31 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
値段も安いし、ちょっとした本屋に並んでるこのシリーズの本。現代史をする人にとってはこの本はちょっと斜に構えて見る必要があります。それはイギリス、アイルランドどちらの立場から見ているのか分かりにくいからです。アイルランド史を専門でする人にとっては物足りなさがあります。ただ、入門としてはお手ごろかなあと思います。疑って見てください。
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