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物理学者はマルがお好き (ハヤカワ文庫・NF)
 
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物理学者はマルがお好き (ハヤカワ文庫・NF) [文庫]

ローレンス・クラウス , 青木 薫
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 840 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

高速で移動する人の時計が遅れたり、波であり粒子でもある物体が見つかったり、物理学の超絶理論は常識の遙か高みをいく、ファンタスティックな現象の目白押しだ。しかし、それを唱えるに至った物理学者たちの考えは、ジョークの種になるほどシンプルないくつかの原則に導かれている。その一つが「牛を球とみなす」ことだ…天才物理学者が備える物理マインドの秘密を愉しみながら共有できる傑作科学読本。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

クラウス,ローレンス・M.
1954年生まれ。ケイス・ウエスタン・リザーヴ大学で物理学・天文学を教える理論物理学者。一般市民を対象にした科学教育にも熱心で、ポピュラーサイエンスの著書も多く、先端科学のわかりやすい解説と読者の興味を巧みにそそる筆致には定評がある

青木 薫
1956年生、京都大学理学部卒業、同大学院修了。理学博士、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 349ページ
  • 出版社: 早川書房 (2004/5/25)
  • ISBN-10: 4150502919
  • ISBN-13: 978-4150502911
  • 発売日: 2004/5/25
  • 商品の寸法: 15.4 x 10.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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40 人中、37人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
実は私、物理学科の学生でした。
この本が書店に並んだのは、物理学の世界で一人の学者として生活することをあきらめる決断をした時期でした。
進路にまだ悩みながら少々現実逃避気味に書店に足を運んだ私。
目に入るこの本。
未練がましくも、手にとってしまう。
私はほとんどオートマティックに、レジへ。

読んでみれば、やはり面白いのです。
物理学の世界は。
人間の思考能力のすべてを使って、謎を解く。
単純だけど強い。単純ゆえに強い。
そのことがきちんと、いきいきと、この本には描かれていました。

物理学の世界の面白さを知りながら、去る、自分。

本が面白いから泣いたのはこれが初めてでした。

このレビューは参考になりましたか?
17 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
ほとんどの人にとって物理は高校の1年間だけのお付き合いでしょう。
その後ずっと物理を学ぶのであれば、高校での物理の授業も我慢できるでしょうが、どうせ1年間しかやらないのに物理の公式ばかり詰め込まれて、物理は公式を当てはめて解く科目だと思ってしまう。しまいには物理法則を数学の定理のようなものと思ってしまう。

物理をそんな風に思ってしまったあなた、これから高校の物理を学ぼうとしているあなた、大学でも物理をやっているあなた、今までの物理論ではすっきりしなったあなた、この本を読みましょう。物理を心のそこからヤル(学ぶでもない、研究するでもない)ということはどういうことなのか本書を読んですっきりさせましょう。

このレビューは参考になりましたか?
13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ゴルゴ十三 殿堂入りレビュアー トップ100レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
「牛を球と仮定します」というJokeをJokeのままで終わらせないのが、この著者の非凡なところ。本質を掴むために大事でないところは斬り捨てようとする態度が、物理屋さんに必要とされるところで、この仮定により本質がクリアされるところ(なぜ牛のサイズが限りなく大きくできないか?)を読むと、この本を読むのを止められなくなります。(多少の物理のバックグランドがあった方が読みやすいことは確かですが)
今、世の中ではミクロ-メゾ-マクロの現象を説明する各理論(物理/化学~高分子~計算材料学といった領域をまたぐ、interdisciplinaryな学問領域)を如何にうまく繋げるかという話が、昨今のナノサイエンスの流行で浮上してきています。(いわゆるMulti-scale Method) そのような潮流の中でも、この本の著者の主張は忘れるべきではないでしょう:物理理論は本質的に「有効理論」なのであって、「問題とするスケールで何を予測するかを知るためには計算を行なわなければならないが、その計算のためには、小さいスケールで起こるかもしれない現象の影響を無視する必要がある」ということを。確かに野茂のフォーク・ボールが曲がる現象において、原子・分子の量子理論は必要なく、せいぜいボールの密度を決定するパラメータに押し込めることができる、というセンスはいつの時代でも重要です。こういう「スケール感覚」に基づく近似のセンスは、昔の人の方が大胆だったかもしれません。(今は計算機+ソフトがあるので、計算すりゃ何か出るだろうと、何でもかんでも計算してしまおうとしてしまいがち。)
モノを見るスケール(距離・時間)を小さくする程、真空は真空でなくなる話をはじめとして、素粒子物理~凝集系物理~宇宙物理まで数式を殆ど使うことなく平易に説明するところは圧巻です。
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