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恥ずかしながら僕自身、クラウジスが定義した熱力学におけるエントロピーとボルツマンが定義した分子運動論のエントロピーとの違いがわかりませんでしたし、その本質もわかっていませんでした。この本には何故、偉大な学者がある仮定の元に理論を作ろうとしたか、そしてどう失敗し、それを修正したかなどが詳しく載っています。
田崎晴明先生の熱力学の本と一緒に読みましたが、熱・統計物理の勉強に本当に役立ちました。ただの科学史としてではなく朝永先生の物理学者としての鋭い視点も随所に見られます。この作品が朝永先生が亡くなる前に、先生が満足する形で完成されていればもっと救われたかも、という気がします。素晴らしい本です。
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