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3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
インフレに関するベーシックな経済知識を整理できる,
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レビュー対象商品: 物価迷走 ――インフレーションとは何か (角川oneテーマ21) (新書)
著者は『デフレはなぜ怖いのか』でデフレがなぜいけないのかを論じましたが、今回のテーマはインフレ論。インフレがつい最近まであった資源価格の急騰とは直接的には関係が薄く、インフレはそもそも貨幣流通と密接な関係があり、財政政策ではなく金融政策によってこそコントロールしうることを解き明かし、古今東西のインフレまで取り上げています。経済学のベーシックな知識を整理しながら、跋扈するインフレ論の誤謬を払拭するのにうってつけです。
4 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
わりかし標準的な説明だと思われます。,
By 唐沢 大 (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 物価迷走 ――インフレーションとは何か (角川oneテーマ21) (新書)
石油が上がって物価が上がったって、ほんと?部分的にはそうなのだが、メディアが煽るほどのことでもない。特に東京などでは消費に占める石油関連製品の割合が小さいので、影響は限定的である(ただし、青森の一部などでは相対的に影響は大きい)。そもそも、「物価」といったときには、経済学ではひとつの財ではなく、購入対象となる財・サービス全体の価格を扱う。石油の値段が上がった=物価が上がった、というのは間違いであるし、そもそもインフレというのは貨幣的な現象である。という、最近話題になっているトピックをさらったあと、物価と賃金の関係(景気がよくなっても賃金が上がってないことがよく分かった)、物価と貨幣の関係など基本的なことをさらっていて分かりやすい。あと、世界のインフレ/デフレの歴史についての簡単な紹介が二章。ハイパーインフレの話は、どこで読んでも興味深い。日本は先進国で唯一のデフレ国だが、アフリカのチャドなんかもデフレなんだって。これは意外でした。
13 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
最近の経済の事例を基にした物価についての基本的な教科書,
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レビュー対象商品: 物価迷走 ――インフレーションとは何か (角川oneテーマ21) (新書)
2008年夏まで原油価格が高騰を続ける一方で、景気の先行きが不安視されたため、世界はスタグフレーション(深刻な物価上昇と不況が同時発生)に陥るのではないかという見方もあった。その後、原油価格は急落したが、これを機会に本書で「物価」ということについて基本的なことを学んでおくのもよいだろう。本書の中で興味深いのは、2002年以降、日本で続いた戦後最長の好景気についての分析だ。この間、実質GDP(国内総生産)は年率平均1.9%成長だった。しかし、原油などの輸入価格が上昇することで、日本の実質GDI(国内総所得)が低下し、こちらは年率平均1.1%成長にとどまっている。この差は「物価」によるものであることを、わかりやすく解説してくれている。 また、本書では、「消費者物価指数」と「GDPデフレータ」の違いなど経済統計の記事を見る上で基本的な理解が得られるような項目も、ていねいに解説してくれている。
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