Would you like to see this page in English? Click here.

この商品をお持ちですか? マーケットプレイスに出品する
物の本質について (岩波文庫 青 605-1)
 
イメージを拡大
 

物の本質について (岩波文庫 青 605-1) [文庫]

ルクレーティウス , 樋口 勝彦
5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)

出品者からお求めいただけます。



キャンペーンおよび追加情報


この商品を買った人はこんな商品も買っています


登録情報

  • 文庫: 330ページ
  • 出版社: 岩波書店 (1961/8/25)
  • ISBN-10: 4003360516
  • ISBN-13: 978-4003360514
  • 発売日: 1961/8/25
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 448,154位 (本のベストセラーを見る)
  •  カタログ情報、または画像について報告


この商品を見た後に買っているのは?


この商品につけられているタグ

 (詳細)
タグをクリックすると、タグがつけられた商品、タグをつけた人が表示されます。※タグは初期設定で公開になっています。詳しくはこちら
 

 

カスタマーレビュー

最も参考になったカスタマーレビュー
11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
 本書が持つ意味は数多くある。第一に『エピクロス哲学の原子論的自然観』を述べていることである。エピクロス哲学というのは快楽主義が有名だが、実はそれだけに寄って立つものではなく、『原子論的自然観』(以上二点扉書より)が、もう一つの基盤として支えているものなのである。

 第二は原子論的自然観の骨格となっている「因果性」を駆使し、世界を眺め、そして記されているということだろう。ここで「因果性」という語を用いたが、本書は、「因果律」といえるほど徹底した「自律」を「因果」思考プロセスに込めているとは感じられないので、「因果的性格」すなわち「因果性」と書かせてもらった次第です。念のため。

 さて、このような書物を残したティトゥス・ルクレーティウス・カールス(B.C.94?-55)は、古代ローマ時代の詩人・哲学者であった。残された作品は僅かだが、それとは裏腹に影響は大きい。古代ローマの文章でもよく触れられているし、何よりコンスタンツ公会議の際、ポッジョ・ブラッチョリーニによって再発見され、ルネサンス世界に起こったインパクトは見逃せない。

 さらに、小生感ずる最大の意義は、因果性思考の「力」である。訳者は“まえがき”冒頭で『これは二千年も昔の素朴な自然科学を伝えている作品である。』と述べているが、小生はそう思わない。なるほど「数学」も「ボーアモデル」も「周期律」も知らなかっただろうが、現代の科学“現場”におけるルクレーティウス的因果性思考は、『観察と考察』の場面で、似通ったパターンとして現れているからである。

 アイテムの違いは、本質の違いではない。差異に注目するよりはむしろ、二千年前の思考パターンと、現代の思考パターンとの共通性が意味する、「思考パターンの持つ時間の突破力」という点にこそ、『狂者となり自殺した』(本書p320要約)とされる著者の、偉才が輝いている気がするのである。
このレビューは参考になりましたか?
11 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
本書は原子論的唯物論を中心にして、あらゆる自然現象や人間の精神について説かれています。著者は、ギリシャ哲学かと思っていたらローマ時代の人でした。キリスト誕生よりも50年ほど前の人です。

唯物論というと資本論を書いたマルクスですが、マルクスも本書のような古典の唯物論を読んでいたようです。科学的啓蒙書と評されていますが、現代人にとっては、かなり古臭くて間違った考えが述べられているという印象です。

ただし、こういう内容を考えた人がいたから今の科学が起きてきたのかなと思えたし、ナルホド!という部分が多かったです。哲学・物理の系譜の源流的な位置づけができる書物なので、現代哲学などを読みたい方は必読と思います。

おそらくルネサンス期の西洋の学者で、本書のような古典からヒントを得て、発展させて有名になった人がいるはずです。でたらめなことがいっぱい書かれている分、発想を膨らませやすいので、そういった意味では啓蒙書かもしれません。

生物学や熱力学、素粒子物理、地動説などのおおもとは既にこの時代よりも以前に考えられていたようです(支持されていなかったのでしょうか…)具体的にどう説明されているかは本書に書かれています。

やや哲学的探求に欠けていて、読みながら一緒に考えるタイプの内容ではないので、哲学書というよりは思想書というべきものです。一気に読まないと、あとで絶対読めなそうな古典中の古典でした。
このレビューは参考になりましたか?
カスタマーレビューの検索
この商品のカスタマーレビューだけを検索する

クチコミ

クチコミは、商品やカテゴリー、トピックについて他のお客様と語り合う場です。お買いものに役立つ情報交換ができます。
この商品のクチコミ一覧
内容・タイトル 返答 最新の投稿
まだクチコミはありません

複数のお客様との意見交換を通じて、お買い物にお役立てください。
新しいクチコミを作成する
タイトル:
最初の投稿:
サインインが必要です
 

クチコミを検索
すべてのクチコミを検索
   


リストマニア

リストを作成

関連商品を探す


同じキーワードの商品を探す





この本は、それぞれの上記のテーマに含まれています。

フィードバック